ひまわり 作品情報

ひまわり

かつて多くの日本人を涙に包んだ、ソフィア・ローレンとマストロヤンニによる愛の名作

ひまわりのイメージ画像1

ナポリで出会い、恋に落ちたジョヴァンナとアントニオ。まもなく戦地へ行くことになっていたアントニオだが、結婚すれば休暇がもらえることを知り、ふたりは結婚。やがてアントニオはソ連の前線へ送られ、行方不明になる。終戦後、アントニオをあきらめきれないジョヴァンナは、ソ連に彼を探しに。そこでジョヴァンナはアントニオの写真を見て動揺する若い主婦に出会う。瀕死の状態で倒れていたアントニオを救ったマーリャだった。

「ひまわり」の解説

かつてイタリア映画が日本でも数多く公開され、笑いと涙で日本の観客を湧かせていた時代があった。この『ひまわり』はそんなイタリア映画黄金時代の一本だ。監督は『自転車泥棒』などで知られるイタリア映画界の巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ。主演のソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニは、60~70年代のイタリア映画界を代表する大スター。本作はその3人の黄金の組み合わせによる、『昨日・今日・明日』『あゝ結婚』に続く3作目。現在ではこの作品の背景がわかりにくいかもしれないが、本作が作られたのはまだ米ソの冷戦期。西側から東側に渡るのは難しい時期だった。多くの兵士たちが眠る一面のひまわり畑が目に焼きついている、往年の映画ファンも少なくないだろう。ヘンリー・マンシーニによる哀愁のテーマ曲も忘れがたい。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2020年6月1日
キャスト 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
出演ソフィア・ローレン マルチェロ・マストロヤンニ リュドミラ・サベリーエワ
配給 アンプラグド
制作国 イタリア(1970)
上映時間 106分
公式サイト http://himawari-2020.com/

(C)1970 - COMPAGNIA CINEMATOGRAFICA CHAMPION(IT)- FILMS CONCORDIA(FR)- SURF FILM SRL, ALL RIGHTS RESERVED.

ユーザーレビュー

総合評価:4.5点★★★★☆、6件の投稿があります。

P.N.「キミ(黄身・君)がいた夏」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-07-01

目の前の卵をとるイタリア人と言われるように、12日×二人=24個の卵をオムレツにする。

目の前の利益を優先する二人の堕落的な生き方を象徴するシーン。オムレツをムダにするように、人生をムダにし、それは、結末を感じさせる。

随所にキリストの導きを盛り込み、ジョヴァンナは、ひまわりの花言葉『あなただけを見つめる』如くアントニオを探し出す(聖アントニオの導き)。

ひまわりの花言葉『偽りの豊かさ』で人生を弄んだ二人も、真の居場所を見つける。

それは、戦争下でソ連に眠るイタリア人、己を隠し暮らす男たちをも象徴する。

サント、イタリアでは聖アントニオ祭の時期に見頃になるひまわり。

ジョヴァンナは、愛息にアントニオと名付け、その深い信仰心を感じさせる。

そして、アントを再びソ連に送り出し、あなただけを見つめるひまわり。

貧しき者、婚姻、そして、探し物を求める人々に寄り添うサント。

創造の海ナポリから、生み出された卵(作品)かもしれない?

そして、ソ連の国花ひまわりが、希望の光となる。

最終更新日:2020-07-10 00:10:41

広告を非表示にするには