今週の動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(東宝/アニプレックス)が土日2日間で動員28万2000人、興収3億9000万円をあげ10週連続で首位を達成した。公開から10週連続での首位は、弊社で全国ランキング発表を開始した2004年以来初の快挙。今までの記録だった9週連続1位の3作品「ハウルの動く城」(2004年公開)、「アバター」(2009年公開)、「君の名は。」(2016年公開)を抑え一気にトップに躍り出た。累計では動員2317万人、興収311億円を突破。注目の歴代興収ランキングでは、歴代1位の「千と千尋の神隠し」が今年のリバイバル上映分8.8億円の追加発表により316.8億円となったため、現時点では2位に留まっているが、早ければ次週の発表で19年ぶりの歴代首位交代劇となりそうだ。
先週2位でスタートを切った『新解釈・三國志』(東宝)は、土日2日間で動員27万4000人、興収3億7800万円をあげその順位をキープ。
3位には土日2日間で動員21万9000人、興収2億8800万円をあげた『約束のネバーランド』(東宝)が初登場。初日から3日間の累計では動員28万4000人、興収3億7300万円をあげるヒットスタートを切った。今年6月まで週刊少年ジャンプに連載、2019年にはTVアニメが放映、現在ハリウッドでの実写化企画も進行しているという、話題の“異色”脱獄ファンタジーを「記憶屋 あなたを忘れない」の平川雄一朗のメガホンで実写映画化。昨今活躍が目覚ましい浜辺美波が主役のエマを演じるほか、「万引き家族」の城桧吏、「仮面ライダージオウ」の板垣李光人、北川景子らが共演。
他新作では、『劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本/劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』(東映)が5位でスタート。昨年9月から今年8月まで放映された令和仮面ライダーシリーズ1作目となる「仮面ライダーゼロワン」と、今年9月から放映されている2作目「仮面ライダーセイバー」の2本立て。監督は柴崎貴行(セイバー)、杉原輝昭(ゼロワン)。出演は内藤秀一郎(セイバー)、高橋文哉(ゼロワン)ほか。
『ワンダーウーマン1984』(ワーナー)は6位に初登場。2017年に公開され世界中でヒットしたアクション大作「ワンダーウーマン」の続編。前作も手掛けたパティ・ジェンキンス監督をはじめ、主演のガル・ガドット、クリス・パインも続投している。
来年1月に公開予定の完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に合わせ「序」「破」に続いて公開された3部作の最後『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(東宝/東映/カラー)は10位でスタートを切った。