今週の映画動員ランキングは、『銀魂2 掟は破るためにこそある』(ワーナー)が、土日2日間で動員38万5000人、興収5億2800万円をあげ初登場1位を獲得した。8月17日(金)初日からの3日間累計では、動員60万人、興収8億円を突破する好調なスタートとなっている。「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋による大人気コミックの実写映画化で、最終興収38億4000万円をあげ、2017年の実写邦画No.1となった「銀魂」の続編。主人公の坂田銀時を演じる小栗旬のほか、菅田将暉、橋本環奈ら豪華主要キャストもそろって続投。監督も前作に引き続き福田雄一が務めている。
夏休みの大作が次々封切られる激戦の中、3週連続で首位に君臨していた『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(東宝)は、土日2日間で動員30万6000人、興収4億2600万円をあげるも2位に後退。しかしながら、累計では動員538万人、興収69億円を突破。興収歴代ランキング86位にランクインしてきている。
『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』(東映)は、土日2日間で動員16万9000人、興収1億9600万円をあげ5位に初登場。累計発行部数3,000万部突破の「週刊少年マガジン」の看板コミックで、2014年からTVアニメーションも放映されている「七つの大罪」シリーズの初の劇場版。原作者・鈴木央が劇場版のために書き下ろしたネームを基にした完全オリジナルストーリーで、監督は西片康人、声の出演は梶裕貴、雨宮天、久野美咲ほか。
ほか新作では、森見登美彦による同名小説のアニメーション映画化『ペンギン・ハイウェイ』(東宝映像事業部)が10位にランクイン。ショートアニメ「フミコの告白」で第14回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した石田祐康監督と、スタジオジブリ出身の新井陽次郎を中心に20代の新進気鋭のクリエイターによって設立されたスタジオコロリド初の長編作品であるとともに、石田監督の劇場長編デビュー作となった。声の出演は北香那、蒼井優、釘宮理恵ほか。
既存作品では、6週目を迎えた『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(東宝東和)が、累計興収73億円を突破し、興収歴代ランキング76位にランクイン。また、異例の快進撃を続けている『カメラを止めるな!』(アスミック・エース/ENBUゼミナール)は先週の11位から8位にランクアップ。累計興収は8億円を突破しており、10億円突破も視野に入ってきた。