今週の映画動員ランキングは、先週圧倒的な強さで1位スタートを切った『名探偵コナン ゼロの執行人』(東宝)が、土日2日間で動員62万人、興収8億2000万円をあげ、他を寄せ付けない強さで2週連続1位を獲得。4月22日(日)までの累計興収では動員247万人、興収32億円を突破しており、ゴールデンウィークのさらなる高稼働が期待される。
スティーヴン・スピルバーグ監督の新作『レディ・プレイヤー1』(ワーナー)は、土日2日間で動員21万5000人、興収3億6800万円をあげ、2位スタートとなった。今から27年後の荒廃した世界、ゴーグル1つでなりたいものになれるVRワールド「オアシス」を舞台に繰り広げられる新感覚アドベンチャー。劇場にはスピルバーグ作品世代ともいえる30代~50代に加え、10代~20代まで幅広い層を動員。映画HPでは60名以上におよぶ幅広いジャンルの著名人の絶賛コメントが掲載され、SNSでシェアするプレゼントキャンペーンも行われており、口コミによる後押しが期待される。出演はタイ・シェリダン、オリヴィア・クック、ベン・メンデルソーンほか。
『いぬやしき』(東宝)は、土日2日間で動員9万1000人、興収1億2400万円をあげ5位に初登場。「GANTZ」の奥浩哉の人気コミックを、「GANTZ」2部作も手掛けた佐藤信介監督が木梨憲武、佐藤健の主演で実写映画化。突然の事故に巻き込まれ、機械の体に生まれ変わった定年間近のさえないサラリーマン犬屋敷と高校生・獅子神の壮絶な戦いを描く。
山田尚子監督他「映画 聲の形」メインスタッフが再集結し制作された、武田綾乃の小説「響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章」のアニメーション映画化作品『リズと青い鳥』(松竹)は惜しくも11位のスタートとなった。
既存作品では、4位の『リメンバー・ミー』(ディズニー)が累計で動員330万人、興収42億円、6位の『ボス・ベイビー』(東宝東和)が動員260万人、興収30億円を突破している。