岩明均による世界的ヒット漫画を実写映画化した2部作の前編『寄生獣』(東宝)が初登場1位を獲得。全国418スクリーンで公開され、土日2日間で動員25万6161人、興収3億4033万7300円をあげた。人間を捕食する寄生生物が出現した地球で、高校生・泉新一と彼の右手に寄生した“ミギー”の奇妙な友情、そして他の寄生生物たちとの壮絶な戦いを描く。監督・脚本・VFXを務めるのは「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの山崎貴。主人公・泉新一を染谷将太、ミギーの声を阿部サダヲが演じる他、深津絵里、橋本愛、東出昌大、余貴美子、浅野忠信らが共演している。
2位にランクインした『フューリー』(KADOKAWA)は全国332スクリーンで公開され、土日2日間で動員15万5667人、興収2億96万300円をあげた。ブラッド・ピットが主演・製作総指揮を務める本作は、第二次世界大戦末期のヨーロッパ前線を舞台に、“フューリー”と名付けられた1台の戦車で、300人ものドイツ軍に立ち向かった5人の米軍兵士の勇気と絆を映し出す。フューリーの指揮官ウォーダディーに扮するブラッド・ピット他、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサルが個性的な乗組員を演じている。
惜しくもトップ10入りを逃したものの、全国164スクリーンで公開された『くるみ割り人形』(アスミック・エース)が12位に登場。世界中で愛される名作童話を、本作で監督デビューを飾る増田セバスチャンが手掛けるミュージカル・ファンタジー・アニメーション。ヒロイン・クララの声を有村架純が務める他、松坂桃李、広末涼子、市村正親、藤井隆、大野拓朗、安蘭けい、吉田鋼太郎、板野友美、由紀さおりら豪華なヴォイスキャストが集結した。