映画感想・レビュー 185/2562ページ

エンド・オブ・トンネル:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-22

この映画「エンド・オブ・トンネル」は、設定からして、突っ込みどころ満載のアルゼンチン製作のサスペンスものだ。

主人公が車椅子ということで、行動範囲は自宅に限られ、あとは銀行強盗が掘った穴の中。

しかも、終盤のみという感じで、それはそれで、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作「裏窓」のように、良質なサスペンスに仕上げることは可能なのだが、この作品の場合は、銀行強盗が、主人公が住んでいる家の隣で、穴を掘る作業をしているところなど、常識で考えればあり得ない。

ばれないために、自分の彼女と娘を隣の家に住まわせ、監視させようという設定なのだが、そもそも必要だったのか、首を傾げてしまう。

ゴキブリ刑事:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-22

石原プロ製作の東宝映画「ゴキブリ刑事」は、ゴキブリ(暴力団)退治の専門を自認する、人呼んでゴキブリ刑事の型破りな捜査活動を、ハードボイルド・タッチで描いた刑事アクション映画だ。

新岡勲の劇画の映画化で、石原裕次郎製作、渡哲也主演、小谷承靖監督。

破天荒なキャリアを持つ、通称ゴキブリ刑事こと鳴神涼。
その捜査のやり方は、激烈そのもの。
殴る、蹴るは日常茶飯事で、少しでも抵抗すると、平気で撃ち殺す。

麻薬を扱っているゴキブリどもを掃討するため、臨海工業都市に赴任して来たこの刑事、市政や警察ともつるんで、裏で麻薬売買をやっている鮫島工業の全貌を、例の荒療治で次々に暴いていくのだ。

旅の重さ:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-22

日本のクロード・ルルーシュこと、映像叙情派の斎藤耕一監督の「旅の重さ」は、当時、覆面作家などと言われ話題を呼んでいた、素九鬼子の同名小説を映画化した作品で、主演の高橋洋子の初々しい演技が素晴らしいですね。

貧しい絵描きで男出入りの多い母親(岸田今日子)や、学校生活が嫌で家を飛び出した16歳の少女(高橋洋子)が、四国遍路の一人旅に出る。

旅の出来事が、スケッチ風な美しい映像で展開していき、ところどころに、母親に送る手紙のような、少女の瑞々しいモノローグが入り、真っ青な夏の空に吸い込まれていく。

結局、少女は中年の行商人(高橋悦史)と夫婦生活に入る。

吉田拓郎の「今日までそして明日から」が流れる中、まだ初々しい高橋洋子が、山間の田園を歩く姿が、名手・坂本典隆の流麗なカメラワークによる美しい撮影で捉えられていて、新鮮で瑞々しい感動を与えてくれますね。

身体も心も大人に移りつつある少女の不均衡な精神と、その反面にある女としての本性が見事に描かれた作品だと思います。

光る鯨:P.N.「めつ太郎」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-22

4回観ました
SF系はあまり観る機会がなく、今回はちょっとした縁で作品を見させて頂きました。
自身は20年前に事故に遭い、もしかしたら私が今いるところってパラレルワールドと自身を重ねながら観ていました。身近なSFファンタジー、ふんわり、ほんわり、切なく時が流れてく。前作のラストラブレターもそういう描写でしたが森田監督の世界観出ていると感じました。説明や長いセリフがないけど、物語りは進んでいく、SFなのにここまできる技術力に感動しました。今回はちょっとした縁でしたが、この映画に出逢えて良かったです。大切な人、会いたい人、私にはいたことを再確認!逢いたい人に会うのは難しいことなのかもしれませんね。
もし、私が今パラレルワールドにいるのなら直子ちゃん(天使)に会えてるのかな…(笑)

エクソシスト 信じる者:P.N.「座敷オヤジ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-22

前作が傑作過ぎた。
ドラマもカメラもバタバタして落ち着かない。
手持ちカメラのガサツなアングル、落ち着きのない描写が今風かもしれないが、品が無い。
敢えて人種差別を持ち込まない様な結末が疑問❓
死霊館前2作品を見習って欲しい。

草迷宮:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-22

NHKラジオ深夜便明日への言葉は三上博史,本篇出演時の想いなど天井桟敷の寺山修司との出逢いや来年1月の舞台の抱負も

さよならくちびる:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-12-21

やっと観れました。けどちょっと期待はずれ。まあ門脇麦さん、小松菜奈さんのキスシーン目的やからいいけど。シンガーがタバコ吸い過ぎやと思う。歌はすごくよかった。成田凌さんもよかったです。

ゴジラ-1.0:P.N.「対策本部別動隊」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-21

初代の東京タワーを壊したのがゴジラの始まりと思っていたがその前に、戦後まもなく東京に来ていたとは…・・そこで海中に沈んだゴジラの息の根を止めなかったのが災いした。スカイツリーのできた今、大阪万博をやめて対策してほしい。

女相続人:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-21

この映画「女相続人」は、1949年度のアカデミー賞で、主演女優賞など4部門受賞の作品だ。

ウィリアム・ワイラー監督は、あらゆる題材を手掛けるが、なかでも構成のガッチリした舞台劇風な作品を得意にしている。

ヘンリー・ジェームズの「ワシントン広場」を原作にした、この心理劇では、婚期を逃した娘とその父親、財産を狙う求婚者が、凄まじい愛憎の火花を散らす。

娘の父親に侮辱され、恋人に裏切られ、内気でおとなしい娘から、憎しみに満ちた冷酷な女に変貌するオリヴィア・デ・ハヴィランドは、思わず背筋が寒くなるほどの名演技だと思う。
特に、彼女の最後のセリフが恐ろしい。

そして、ヒーローとはほど遠い卑劣感を巧みに演じたモンゴメリー・クリフトだが、その二枚目ぶりに日本での人気が急上昇したと言われている。

コレット:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-21

図書館で借りて来たウオルター・ベンヤミンの本を読んで居たら本篇のヒロインのコレットへのインタビューが出て来て部屋の情景が浮かび上がるー。女史の保守的な一面もまたユーモラスに綴られて,興味津々

屋根裏のラジャー:P.N.「“了解”作品の良さを伝えます!!」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-21

なぜでしょう?作品を伝えるエナジーが足りないようです。

作品のクオリティは、完成度の高い出来。

多少、『魔女の宅急便』、ジブリ作品を彷彿とさせるけど、終始、見応えある仕上がりです。

本当の作品です。

本当と言うと、人選、店選びなどすべてに当てはまる要素は、気配り、心配りが出来ているかどうか?

心配り、気配りは、行き着くところ、想像力があるかないか?

歩きながらスマホなんて、自分本意、エゴの固まり、そんな人間なら、どう言う対応か分かる。

隅々まで、想像力が行き渡り、クリスマシーズンには、ぴったりの作品。

子供は勿論、大人も、どんな年代でも、あなたのハートを温めてくれます。

ただ、想像力が足りない方には、届くかは分かりませんが?

ゴジラ-1.0:P.N.「ゴジラ信者の転校生」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-21

7回見に行きました。7回泣きました。
いままでで一番のゴジラ作品だと思います。「永遠の0」や「アルキメデスの大戦」を手掛けた山崎貴監督だからこそ生まれた作品。「シン・ゴジラ」を十分満足でしたが、それを超えたな、と感じました。

しなの川:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-21

ラジオ深夜便明日への言葉guestは由美かおる,本篇でのヌードシーンのロケーションとともに元に為った上村一夫劇画或いはイラストレーションを観たくなるんだなあ。NHK番組ラストに17才の歌声が蘇って

珈琲時光:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-20

🚉ユリイカ誌の小津安二郎監督特集掲載論考,音楽・芸術研究の小沼純一,音とモノの迷宮へを読むと,音楽家を辿る本篇で鐵道の音に拘り録音する登場人物のシーンが甦って来た。小津監督自身が台詞廻しそのものををうたうように俳優に伝授すると云う演出スタイルも何処か音楽見たいだが

お早よう:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-12-20

やんちゃ坊主が大人びた英会話を発する辺りでも観客の爆笑を呼んでいた本篇,小津安二郎監督のドライな喜劇のカラー化作品

最終更新日:2025-04-26 16:00:02

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