映画感想・レビュー 1482/2567ページ

アイズ ワイド シャット:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-27

サスペンスフルなスタンリー・キューブリック監督の<現金に体を張れ>(1956)を視聴。紙切れが舞い上がるエンデングで事件の綻びが結局、男女仲の倦怠、嫉妬心、疑惑等に起因していたのでは無いかしらーと感じた。本編は文字通り夫婦だったトム・クルーズ&ニコール・キッドマンが登場。仮面舞踏会での世紀末的な雰囲気が堪能出来る。浮気心、不倫…其のデカダンスな美学は、ルキノ・ヴィスコンテイ監督の遺作<イノセント>にも通じ合う愛慾の文芸なのかも知れない♪。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第二章:P.N.「泣いた世代のオヤジの1人」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-06-26

早いよ、スピードが。
どこの星の話に今なってるのかわからなくなる。ヤマトに集まる者の心がひとつに固まっていくプロセスが味気ない。
島の登場もだし。
あと、かなりガトランティスを強大な悪意の塊と表現したいのかそこにパワーを持って行きすぎかなと、シロートなりに感じました。自称キラキラの10代で見た時と受け方は違うだろうけどね。あと、隣のジー様のポップコーンの臭いと、食べる口の音にかなり邪魔されて冷めたよね。だらしないのはやめよ。ウチでレンタル見てんじゃないんだからさ。

夏時間の庭:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

文京区立森鴎外記念館で「庭に咲く草花」と言う文豪・鴎外と庭木植物の親密性を探る展覧会を観に出掛けたました。本編の庭園の美しさが仕切りに思い出され、エリック・ゴーチェエの流麗なカメラワークを味わった嘗てのロードショー館テアトル銀座が懐かしくなったー。其処は京橋のフイルムセンターに隣接していた。本編は<炎の人ゴッホ>同様、美術館が本物の美術品を提供して話題をさらった。女優ピノシェ等演技力もまたー。

夢('90):P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

カーク・ダグラスがヴィンセント・ヴァン・ゴッホを熱演した<炎の人ゴッホ>を観ていて本編の中の夢のワン・エピソード(アルルの跳ね橋)の事が頭を過った。本編では名匠マーチン・スコセッシ監督がゴッホ役で絵筆を執った!!其れにしても、<炎の人…>でのアンソニー・クイン演じる師ポール・ゴーギャンとの確執と絵画を巡る論議は事の他、激しかった!本編ではCG 技術で寺尾聡がゴッホの絵画の世界に入り込んだ…。

眠れる美女:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

FOX movies のTV 放映で処刑された殺人鬼の腕を移植された男の恐怖を描く<ボデイ・パーツ>を視ていたらシュールなタッチの川端康成の文芸を想い出した…。本編もミステリアスな、スリーピング・ビューテイへの憧憬が滲み出た名篇。女性の微睡んだ寝姿を見詰める耽美。其のエロチシズムと死んだように眠り続ける女体への偏愛。ベッドルームの小宇宙でのエロスとタナトスの川端美学。

アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-26

女性アイコンが巨大化した姿は大型看板等、街中では珍しく無くなったが、現実のチアリーダーの女子が大きく為って仕舞うと其れは其れで色々な騒動に…。B 級娯楽映画の軽妙なノリで描かれる学園もの。ラストの女傑同志の対決シーンは胸もはだけたアマゾネス!大型女像はフェリーニ監督作品やウッデイ・アレン監督作品にも出て来るが、其のルーツは小人公国の「ガリバー旅行記」なのかも知れない…。

こどもつかい:P.N.「こどもつかい」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

ホラーを期待して見た方は物足りないかもしれませんがただ驚かすホラーではありません。ストーリーは奥が深くて最後は涙しました。ジャニーズだからとか頭から否定せず見てほしい。感動できる作品になっています。

いわさきちひろ~27歳の旅立ち~:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

インタビュー&再現ドラマで描かれた画家いわさきちひろの人生ドラマ!満州引き揚げ後の貧困のトリレンマ、後に弁護士・代議士になる松本善明氏との出合い。宣伝美術活動、紙芝居、絵本作家、企業広告と多面的だが、反ベトナム戦争と平和への祈りの「戦火のなかの子どもたち」等一貫した主張は幸せと子どもへの其の愛だった。嘗てTV 番組で山田洋次監督は都内の美術館で一番安らぐ場所に杉並上井草のちひろ美術館を挙げていたー。

イタリア旅行:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

朱の色彩鮮やかな豊穣の美を讃えるポンペイ壁画(秘儀の間)のスライド写真を観ていたら本編や映画<ポンペイ>等が想起されたー。ロベルト・ロッセリーニ監督の<無防備都市>に衝撃を受けてハリウッド女優の座を擲ってイタリアへ渡り監督と結ばれたイングリット・バーグマン。其のパショナブルな夫婦中に倦怠期の影を落とした作品。中年のバーグマンの日光浴をする姿は艶やかそのもの。ポンペイ遺跡の乾上がった人間、老人ガイド、火山散策…。エロスとタナトスの<ストロンボリ>の主題とも響き合っていた。

タレンタイム~優しい歌:P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

いい映画でした。素直にそう思います。
確かに「本年度ベストワン!」と声高に絶賛するタイプの作品ではないかも知れませんが、心の中にしっかりと刻みたい傑作だと思います。この映画を映画館のスクリーン上で観賞できたことに感謝である。
宗教の違いから生まれる様々な軋轢(あつれき)。誤解。対立。でも音楽という素晴らしい魔力が癒してくれる。
DVDリリースされたらもう一度見たい作品ですね。

夜に生きる:P.N.「猫のクロ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-06-25

禁酒法時代のアメリカの描写もまずまず上手く出来ていたと思う。ストーリーはオーソドックスだが、登場人物のキャラがしっかり描かれているので、ギャング映画初心者でも解りやすいはずだ

シグナル:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

病気で両脚が悪い青年が、ハッカーの正体に迫るスリリングな冒頭シーン!ジュブナイルSF 小説を読む面白い展開ー。其のメールのやり取りに未知のものとの交信を扱った映画<パーソナル・ショッパー>等を連想した。本編ではエイリアン・宇宙生命体の感染問題にー。収容された施設では宇宙服の医師に問診されて…。

特集:世界の映画作家シリーズ(16)キューブリック・ナイト:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-25

スターチャンネルの放映でジョゼ・バジーリャ監督の未公開映画<ウインターストーム~雪山の恐怖>を視ていたら<シャイニング>のジャック・ニコルソン演じる父親の狂気を連想した。本編も子どもの視線がカメラ・アイとなり、隔離された大ホテルにオブセッショナルな幻想が立ち現れる…。<ウインター・ストーム>は雪山に鎖された父親と二人の息子が、別れた妻に息子を取られて仕舞うと言う脅迫観念で壊れて行く父の残虐性を目の当たりにする家族劇だった!!

こどもつかい:P.N.「しょうもない」さんからの投稿

評価
☆☆☆☆
投稿日
2017-06-24

子供を虐待する大人へのメッセージ性はありますが、ホラー映画としては全く期待外れの一言。正直怖くもなく面白くもありません。

ミステリーでいうと一番最初に犯人がわかって、そのまま話が進んでいくような不思議な感覚です。
映画館に行ってまで観る価値はあまりないように思います。

こどもつかい:P.N.「とろろ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-24

ホラー映画だしテレビの予告で怖い場面ばかり見てたので覚悟してました。が、上映中悲鳴はありませんでした。告知にもあるように社会問題など奥深い作品と思います。
こどもつかいの立ち居振る舞いで伝わってくる思いは笑いを誘うところもありますが、心に染みてくるものがあります。一度では気づけなかった細かいところまで、もう一度見て気づければと思います。

最終更新日:2025-05-15 11:00:02

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