映画感想・レビュー 1449/2566ページ

FOUJITA:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-27

レビューにも在ったが、本編前半のParisの情念と後半の故郷の静謐がコントラストを為していた…。Parisのカフェで詩人の高村光太郎と一瞬出逢うシーンが有り、二人の戦後は高名な詩人は山奥で隠遁生活へ、エコールドパリの騎手はフランスへ亡命生活を余儀無くされた。共に戦争が引き裂いた〈狂った1頁〉の悲劇であったー。

三度目の殺人:P.N.「ぴよ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-09-27

役所広司さんの演技凄かった。内容も良かった。ただ、弁護士役、なぜ福山さん?と思ったけど、エンドロール見たら、内容よりも福山さんの為だけに作った映画なんだな、って感想です。物語の内容とは別として出てくるキーワードが福山さんの熱烈なファンの間ではとてもわかりやすい物だし、福山さんの為だけに感が強すぎて内容が良い映画だっただけに残念な感じです。

アイ・ソー・ザ・ライト:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-27

本編をスターチャンネルで観た。音楽映画だから聞いたと言った方が佳いかも🎵トム・ヒドルストンの風格と其の老成した演技で、歌手ハンク・ウィリアムズが29歳の短い生涯だったのを忘れさせた…。波瀾万丈な音楽人生!アルコールの飲酒問題や女性関係に突っ込む記者の突撃取材インタービューの質問に辟易し傷付くハンクの繊細でナイーブな感情表現もリアルだった。エンドロールは「ジャンバラヤ」等ヒット曲でー。

特集:<聖なる映画祭>カール・ドライヤー特集:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-27

ビル・マーレイ主演の映画〈ヴィンセントが教えてくれたこと〉原題「聖なるヴィンセント」を視ていたらドライヤー監督の〈奇跡〉やカントリー歌手のョン・デンバーが神の使徒役の〈オー・ゴッド!〉等を連想した。聖人がジーパン姿の普通の出立ちで現れ出るフレッシュ感が此れらの作品にも在った…。本編はモノクロームの撮影が特に際立った名篇。神保町の岩波ホールのスクリーンを飾った。

神様メール:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-27

神様メールで余命を告知されたら貴方は一体どうするのかしら?と言う設定そのものがとても深刻なのに笑わせる…。思わず国際紛争や戦争が止んでしまうシーンも!残された僅かな其の生命をわざわざ危険に晒す事は無いしー。ラストで神様の妻がパソコンで天地を再創造するシーンの幸福感、そしてエンドロールの鮮やかに彩られたコットン刺繍も素晴らしい!

ボブという名の猫 幸せのハイタッチ:P.N.「チコ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-27

最近茶トラの保護猫を飼い始め、小4の息子のたっての希望で家族で観に行きました。
かわいい動物物語ではなく、猫目線で描写されていたり、社会問題や家族関係にも焦点を当てられた素晴らしい映画です。
全国で上映されていないのが残念ですが、老若男女多くの方に観ていただきたいです!

八月の狂詩曲:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-26

先にNHKTVで放送された大林宣彦監督最新作〈花筐〉のメイキングのドキュメントを視ていたら黒澤明監督の本編等、黒澤プロダクションの作品群の事を想い出した。ショートショート映画祭で其の非戦の想いを映画作品に託した継承者として憲法9条の精神を力説した映画人・大林監督。黒澤監督の、日米間の対戦と被爆国としての痛烈な体験と其の反省が籠められた平和映画の秀作だった。

三度目の殺人:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-26

本編は未だ観て無いが日本映画専門チャンネルで法廷劇映画の傑作三本とメイキングのドキュメントを視た。囁く様に俳優を個人指導する演出方法は其のデリケートさの点でフランソワ・トリュフォー監督見たいでも有る…。物静かな緊張感!本編のシナリオや構想の練り上げや最後迄の監督自身の迷い、そしてデジタル・カメラへの初めてのチャレンジ、初の法廷もの…、其れが如何に作品に反映されているかは観てからの愉しみ何だな。

十二人の怒れる男:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-26

三谷幸喜の芝居の映画化〈12人の優しい日本人〉を視ていたら元ネタ作品の本編を想い出した。シドニー・ルメット監督の12人の陪審員が議論する法廷ものの傑作!閉廷後にヘンリー・フォンダが歩く其の姿が粋だったね。ルメット監督が出身のTV業界の熾烈な視聴率獲得競争を描いたのが名作の〈ネットワーク〉。そんな大手ネットワークとは別のローカル局で働く三人三様の行き方と恋と友情をロードムービーさながらに温かく見詰めたのが〈ブロードキャスト・ニュース〉なのだった。

ももへの手紙:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-25

日本映画専門チャンネルの放映で観た。うーん、実にいいんだな、懐かしく愛すべきアニメーションの傑作が又、一本誕生!スタジオジブリの宮崎駿監督の世界さながらで丁寧な作画に感銘。昔、TVドラマ等で見た〈ユタと不思議な仲間たち〉と言う東北の座敷わらしの物語を想い浮かべた…。子ともにしか見えない世界が在るなんて何てファンタスティック何だろうねぇー。

ナミヤ雑貨店の奇蹟:P.N.「あやりん」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-09-25

久々に「イイ人」しか出てこない映画でした。 前半、わざわざ昭和の街並みをクドく描くところがちょっと間延びしてウンザリでしたが。そして作り手側の「感動させよう」感が全体を通して感じられて少し興醒め(*_*)…なんて言ってはダメですね(苦笑) 凄くイイ話ですよ。でも、それなら偶然亡くなった人を死なないようにしてほしかったかな。

ナミヤ雑貨店の奇蹟:P.N.「sunaonakimochi」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-25

まっすぐに、心に響きました。
アイドルが主役だからどうせなっていう軽い気持ちで観たりすると、やや複雑な時系列に置いて行かれ、??となってるうちにこの物語の神髄にたどり着けなくて損をします。
素直な気持ちで真剣に観るとすぐに不思議な世界に引き込まれて、人生について考えさせられ、心に優しい気持ちがいっぱいあふれてきます。
邪心なく、つまらない細かい事は気にせず、どっぷり世界に浸ると精神セラピーを受けた後のような気持ちになれました。
ここ数年で一番素敵な映画でした。

ユリゴコロ:P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2017-09-25

CMから予想した内容は面白くなさそうだったが、いい意味で想像と違う話だった。「幸せになる権利」とは何かを、考えさせられる。映像にしてしまうと、どうしても面白さが薄れるところがある。そこである程度、わかってしまうのが惜しい。

花のお江戸の無責任:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-25

植木等の無責任シリーズも時代劇となって板について来た…。格調も高く花のお江戸に完全にタイムトリップした感の山本嘉次郎監督の職人芸が堪能出来る!流石、世界の黒澤明監督の師匠だね。笑いの坪を心得た粋な江戸っ子の美学が冴える。団令子と池内淳子、草笛光子等の芸者の綺麗所も可愛く強くてー。

トリガール!:P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2017-09-25

星は京都市の水源である、母なる湖・琵琶湖に敬意を表して多目です(笑)。琵琶湖のてっぺん、と言われて、北琵琶湖を思い浮かべましたが、言われてみれば全部水です。あそこは笑いました。琵琶湖のトリビアも仕入れられるので、関西人には向いてるかも。

三度目の殺人:P.N.「みーすけ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-09-24

日本の司法制度への問題提起であり、攻めてる作品と受け取りました。実は一度観ただけでは、咀嚼できず、二度観に行きました。以前読んだドエフストキーあってる?『罪と罰』を思い返し、最後まで掴みきれない三隅の人間性に思いを巡らせ、久々に引き吊り込まれました。

最終更新日:2025-05-09 16:00:01

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