映画感想・レビュー 1380/2573ページ

北の桜守:P.N.「スイカ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2018-03-28

劇場風差し込みも、見た瞬間制作費削減のためかと感じたが、ミュージカル(演劇)的な要素も取り入れつつ、想像力をかき立てる構成で魅了された。と、演出云々以上に、ストーリーそのものが、人間的に一生懸命生きることと許し合いながら生きる(贖罪と許し)ということを(少年にも青年にも中年にも老年にも)考えさせてくれる超大作。厳しい自然・厳しい時代だからこそ、エゴ・本能・理性の葛藤があり、どちらを選んだにせよそれを許し合う(認め合う)ことが、大事だ。
そして、全ての人間は老いる。自分が今できるサポート、逆に
老後の自分が欲しいサポート…。今の自分を優しい人間と断言できるのか、深く深く考えさせる素晴らしい作品です。

銀河鉄道の夜(’85):P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-28

配役を擬猫化した静謐なシーンが美しいアニメーション映画何だね🚇色彩も佳くていつの間にか微睡んで仕舞うかも…。宮沢賢治童話文芸の死生観の漂いが不思議と心地好い。孤独感と友情と幼き日に姉と一緒にお祭りに行って金魚すくいをしたり、花火大会を見たり、親戚の娘が眩しかったり…と色々な思い出が蘇って来たんだよ🌌別役実の脚本🎵

パーソナル・ショッパー:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-28

ケビン・ベーコン主演の絶叫シネマ〈ダークネス2016〉を視ていたら、家と云う建物内部の日常生活の中のスピリチャルな異質な感覚の要素が本編と共通すると想えた…。darknessは太古の壁画に残された影と石ころの呪術とサイキックな映像とでアダルトな本編に対して、どちらかと言うと少年SF小説を読んでいる見たいな気にも為ったんだ。スピルバーグ監督〈宇宙戦争〉等にも近かったね👽👾本編同様に謎は謎を呼ぶが…

ローマの休日:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-28

そしてマッカーシー旋風が吹き荒れるハリウッドでダルトン・トランボが本編の実際のシナリオ・ライターだった。そう言う観点でこの作品を見直すと王室のオードリー・ヘップバーン嬢を煩くマークしている付き人の私服の男達がブラックリストを調査している当時の赤狩りの手下見たくにも思えて来る…。男女の平凡な愛と別れの物語がこんなにもスリリングに感じられるのは脚本のトランボ氏を取り巻く現実の苦境が反映しているからなのかも知れない❗️其れにしてもダンス会場でも有るサン・タンジェロ城の夜のシーンは何回観ても吹き出して仕舞うんだ👸ヘップバーン・カットも新鮮でね💇

細雪('83):P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-28

満開の夜桜を見上げて居ると市川崑監督の美学が燦然と輝いた谷崎潤一郎原作の本編のシーンが脳裏に過った…。花の如き姉妹の美の共演何だ!ソフトフォーカスで接写したフォトジェニックな耽美な世界一。戦時では赦されなかった表現で。NHK朝ドラの〈わろてんか〉でも「笑い」は歓迎されざる表現としても描かれていて、其処に戦死者を出した当時の家族のドラマが在った…!

セデック・バレの真実:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-28

ニュージーランド映画〈ザ・ウオリーアー〉を視ていたら本編の長篇劇映画版の〈セデイック・バレ〉を連想した…。実話を基にしたエンターテインメントで過去の統治側の日本軍と部族支配の仕組みが透けて見えるー。本編は険しい山岳を登山しながら史実上の勇敢な先祖を辿ったルーツを巡るドキュメント何だ。独特の叫び声や歌う声が何時までも耳に残った🎵

ドント・ブリーズ:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-28

ジェーン・レヴィ嬢と盲目のステファン・ラング爺とのバトルに眼が離せない…。サム・ライミのプロデュース丈に本編のサスペンスフルなホラー作品は映画の醍醐味何だね!ちょいとサイコな韓流映画タッチも感じられるけど…。獰猛な犬が車上で吼えて執念深く襲って来るシーンも本当に怖いー。其れは確かにスピルバーグ監督の〈激突!〉や〈ジョーズ〉なのかもね🦈🦈🎵

ナバロンの要塞:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-28

本編の監督J.リー・トンプソン監督がチャールズ・ブロンソンとタッグを組んで麻薬マフィア集団と癒着した警察を袖に描き出したアウトローの映画が〈バトルガンMー16〉だった…。娘を亡くした女性新聞記者にシンパシーを感じながら、ギャング団ボスの巨悪に独り立ち向かうニヒルなガンファイターの其の孤独感が何とも秀逸だったんだ!

北の桜守:P.N.「淡々と日本の母は生きる」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2018-03-27

日本の母は淡々と、ただ、淡々と生きる。そんな姿を淡々と演じる吉永さん、日本人の生き方は、大袈裟ではない。内に秘めた炎の強さ。桜のように潔い。正にコノハナサクヤヒメ。人生は人それぞれが舞台の主人公。やがて、死して善きにつけ悪きにつけ、全ての出会いは共演者である事を知る。人生とは、淡々と綴られる舞台である事を改めて、気づかせてくれる作品です。満月の下、桜が楽しみです。

ブラックパンサー:P.N.「幅広い年齢層」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-27

アクロバティックな女性戦士が、花を添え、ちょっと男臭い世界を優雅で、洗練されたモノにしてくれている。世代により、ハマるツボは多少、違いがあるようだが、これだけ、幅広い年齢層、男女を問わず引き付ける作品は、久しぶり。ただ、この作品は、あの作品への序章。

リメンバー・ミー:P.N.「字幕で、」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2018-03-27

やはり、オリジナルの発音や歌声を堪能したかっので、字幕で鑑賞しました。ディズニー・ピクサーだけあって、字幕でも、ホント、すんなり入って来ました。吹き替えだとオリジナルの技量にちょっと…。ストーリーに関しては、もっと主人公の歌のパートやもう少し聴かせる場面が欲しかったかな?

クジラの島の少女:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-27

ニュージーランド映画〈ザ・ウオーリアー〉を視ていたら本編を想い浮かべた…。其の舟に装飾された華やかさは琉球舟にも通じ会うし、刺青紋様もアイヌ習俗とも共通しているー。オセアニア文化、海洋文化圏として何処か似ていて興味深かったんだ。本編のヒロインが一際、可愛くて、勇気と元気を貰えた作品何だね🐳🐋🐬

リメンバー・ミー:P.N.「roots」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2018-03-27

字幕版がなく、吹き替え版で鑑賞。
予告を観て泣くだろうなぁと思ったら
感動して泣きました。
ストーリーは家族愛で主人公の音楽に対する熱意が伝わる感じが良く出ていて良かったです。
歌をうたうシーンがあり、楽しめました。

ザ・ラスト・ウォーリアー:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-27

台湾映画にも日本統治下の時代の高砂族の氾濫をモーチフにした史実ドキュメントや劇映画が在ったけど…、本編はニュージーランドのマオリ族の抗争の物語。ニュージーランド映画は滅多に観る機会が無いものの、劇映画〈クジラにのった少女〉やハングライダーのdocumentary作品等見た事が有ったね。本編は色々と民族学的にも興味深いけど、星星に彩られた死者との対話のシーンも実に美しいんだ!✴️🌌🌠

悪女/AKUJO:P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-26

JR福山駅前にある映画館「シネマモード」で見る。
いやあすごい作品だった!
この映画見終わった時、“やはり韓国映画は面白い。ただもんじゃねえな!“と改めて思った。
シャンプーボーイのような鶏がらボディの顔だけ男子と、JKもしくはそれに近い年代のパープリン頭の女子のチャラチャラした物語が多いどこかの国の軟弱映画と比較して、どうよ冒頭いきなりのド迫力満点映像のすごさは。完全に画面に釘付け状態となりました。
ニヒル(もう死語かな)で、冷酷で、そしてバイオレンスで、そして綺麗で…。
『ニキータ』『アサシン』も良かったが、この韓国映画も大好きです!

アサシン クリード:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-26

千夜一夜の夢の様な悪夢の様な不思議体験型映画何だね。シャーロット・ランプリング、ジェレミー・アイアンズ、マリオン・コテイヤール嬢…勿論マイケル・ファスベンダー主演の活劇満載、ゲーム発の作品化。動の画面が多い群像劇丈に、取り分け静謐なシーンがとても貴重に想えて来る🎵非暴力の秘宝を求める現代人の残酷と希望の寓話性が其処に有るのかもー。

ボス・ベイビー:P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2018-03-26

兄や姉にとってみれば、弟や妹は、ある日突然(産院からの)車でやってきて、一家に君臨し、既得権を奪う侵略者のようなもの(笑)。それを大人視点と子供視点を、巧みに織り混ぜて撮っている。子供達にはデッド・オア・アライブの死闘(笑)でも、大人が見たら羽目を外して仲良く遊んでいるだけ、みたいな。仔犬のネタも含め、皮肉が爽快な利き方をしている。

泥の河:P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-03-26

写真家の立木氏の撮った加賀まりこ嬢のパリ滞在中の素顔の写真がTVで紹介されていた…。映画〈泥の河〉でも廓船で着物姿の加賀まりこが美しく再現されて居た。リアリズムの小栗監督に注文を附けて「夢の様に」美しく撮ってと云ったのは女優自身で有ったらしいー。素顔が印象的なParisの天使の如き若き女性とモノクロームの本編の幻の女。ブラウン管の前で母が笑いながらに言う,「廓船って、こんなに綺麗な訳無いのに、どうしたのかしら?」此のシーン宮本輝の原作では一体どうで在ろうかとその時確かめたく為った。「虚構の中の真実」こそフィクションの精神なのだけどもね!

最終更新日:2025-06-15 16:00:01

広告を非表示にするには