日の丸 寺山修司40年目の挑発 作品情報

ひのまるてらやましゅうじよんじゅうねんめのちょうせん

日の丸 寺山修司40年目の挑発のイメージ画像1

1967年2月9日、劇作家の寺山修司が構成を担当したドキュメンタリー番組『日の丸』がTBSで放送された。街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった人々が普段考えないような本質に迫る挑発的な質問を矢継ぎ早にインタビューしていくというものだったが、放送直後から抗議が殺到、閣議でも問題視され曰くつきの番組となった……。2022年、若干28歳のテレビディレクター佐井大紀は、現代に同じ質問をし、1967年と2022年のふたつの時代を対比させることによって“日本”や“日本人”の姿を浮かび上がらせようと、自ら街頭に立つ。映し出されるのは、過去、そして現代の日本と日本人の姿。インタビュー対象者の生々しい表情と戸惑いは、いつしか観る者の戸惑いへと変わってゆく……。

「日の丸 寺山修司40年目の挑発」の解説

街ゆく人々に挑発的な質問を投げかけるインタビューを記録したドキュメンタリー。劇作家の寺山修司が構成を担当した1967年放送の『日の丸』と同じ質問で2022年に街頭インタビューを敢行。ふたつの時代を対比させ“日本”や“日本人”の姿を浮き彫りにしてゆく。監督は、本作が初のドキュメンタリーかつ劇場公開作品となる佐井大紀。

日の丸 寺山修司40年目の挑発のイメージ画像1 日の丸 寺山修司40年目の挑発のイメージ画像1 日の丸 寺山修司40年目の挑発のイメージ画像1

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2023年2月24日
キャスト 監督佐井大紀
出演高木史子 村木眞寿美 金子怜史 安藤紘平 今野勉
配給 KADOKAWA
制作国 日本(2023)
上映時間 87分
公式サイト https://hinomaru-movie.com/

(C)TBSテレビ

予告編動画

※音声が流れます。音量にご注意ください。
※一部ブラウザ・スマートフォンに動画再生非対応がございます。

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-05-31

この映画を観て、とても感動した。私は昔、東京の中野で寺山修司さんから直接、様々なお話を聞かせて頂いたことがある。寺山修司さんはひじょうにフレンドリーで、素晴らしい時間を過ごさせて頂いた。あれから何十年もの歳月が流れた。だが今でもあの時のことは感謝している。だからこの映画はとても興味深かった。これはあらためて日本とは何か、日本人とは何かについて考えさせてくれた。佐井監督はこの映画で今の日本の温度をパッケージしたいと思ったと仰っているが、それが見事に伝わってくる。素晴らしいの一言に尽きると思う。

最終更新日:2024-05-03 02:00:02

広告を非表示にするには