P.N.「シロバコ泣いた」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2026-07-17
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
まず、他サイトにおいて低評価を付けられていることは嘆かわしい。特にミュージカルを織り交ぜた演出に不評があるようだが、それは彼らがミュージカルが嫌いなだけだろう。シロバコにおけるこのミュージカル表現はアニメの可能性、表現の方法を実にわかりやすく伝えるための手段であり、さらにそのミュージカルに絡む子供たちのキャストが主要キャラクターの声優が声を当てていることなど、この作品を通してアニメが作られる工程や手法をシーンと共に視聴者に伝える手段であったと言えるだろう。そのシーンが不評ってちょ、おまストーリーしか頭に入らんのかい、と歯がゆいところ。ミュージカルだけでは無い、唐突なバトルシーン、TV版ではカーチェイスなどもあったが、これこそがシロバコの特徴であり、how to make anime、万人にウケて欲しいところだったと思う。ラストシーンでは作品内の作品、映画制作の出来をつまらないと評価し、それを作り直し、仕上がりの違いをちゃんと可視化し、TVアニメでもやっていたシロバコの最大の特徴を劇場版にまことにうまく落とし込んでいる。作品内の作品としてアニメーションを少し劣化して描いてるところもバランス凄いと思う。その表現力たるや素晴らしい作品だったと思う。劇場版はメッセージ、諦めないこと、納得のいくモノづくり、現場の素晴らしさ、人生とは、なんてものをストレートに表現してくれてわたしは泣いてしまったよ。TVアニメ版から観ていた私はキャラクターへの愛着まで含んで見ていたので新人女性プロデューサーの成長なども感受性にモロに響いてしまいました。ドーナツの変な掛け声も静かに言っててな、大人になったんだねぇ、って、もう泣いちゃうよね。とてもよかった。
