ピナ・バウシュ 夢の教室 作品情報

ぴなばうしゅゆめのきょうしつ

世界的な舞踊家ピナ・バウシュのもとに集まった40 人のティーンエイジャー。演劇好きの少年、ロマの子、不慮の事故で父を亡くした少女やヒップホッパー……。性格も家庭環境もバラバラで、ピナの名前すら知らない彼らに共通するのは、誰一人としてダンスを習った経験がないということ。しかし、わずか10か月後には、ピナ・バウシュの代表的作品『コンタクトホーフ』の舞台に立たなければならない。慣れないダンスを恥ずかしがり、弱音を吐いてばかりの少年たちは、本当に大勢の観客が見つめる舞台で自分を表現できるようになるのだろうか……。

「ピナ・バウシュ 夢の教室」の解説

2009年に亡くなった世界的舞踊家ピナ・バウシュが、ダンス未経験の子どもたち40人とともに、10か月後の舞台に向けてトレーニングを積む様子を追ったドキュメンタリー。ピナの指導風景から貴重な創作の裏側に迫り、子どもたちの成長を瑞々しく捉えた。監督は、長らくピナと親交を深めてきた女性監督アン・リンセル。

舞踏家ピナ・バウシュの元にダンスの経験のない40人の少年少女が集結。バウシュの代表作である舞踏劇『コンタクトホーフ』の上演を目指し、厳しいレッスンに臨む。その10カ月間を見つめながら子どもたちの底知れぬ可能性に迫るドキュメント。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年3月3日
キャスト 監督アン・リンセル ライナー・ホフマン
出演ピナ・バウシュ ベネディクト・ビリエ ジョセフィン=アン・エンディコット
配給 トランスフォーマー
制作国 ドイツ(2010)
上映時間 89分

(C) TAG / TRAUM 2010

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-02-17

ヴィム・ヴェンダース監督の(ピナ踊り続ける生命)が郷里を同じくするピナへの追悼となったメメントモリ(死或いはタナトス)の色調を帯びた3D 映画だったのに対して、本編は感受性の強い青年達とダンスを創作して行くと言う愛(エロス)のエモーショショナルな映画だ。トリュフォーの思春期みたいなリリカルなムードが漂う…。このエロスとタナトスの両者を併せ持っていて、ピナが実演し倒れた女性ダンサーを見事、死から蘇らせた奇跡の様な映画があった!それがペドロ・アレモドバル監督作品(トークトウハー)。

最終更新日:2022-07-26 11:03:31

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