蟹工船(1953) 感想・レビュー 6件

かにこうせん

総合評価5点、「蟹工船(1953)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-03-18

スクリーンでの本篇上映会で視聴。荒くれ男たちの物語では在るが,船が嵐に遭遇するシーンに影響を受けた有島武郎の小説・生れ出づる悩みの描写との共通性を感じた

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-02-08

撮影・宮島義勇のカメラワークはモノクロームのドキュメンタリーなリアリズムTouch,

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-01-28

また宇佐美昇三著『蟹工船興亡史』と言う本を読むと原作と本篇のラストの違いを廻り公開当時,賛否両論だったことや短編の文化映画の撮影秘話や小林多喜二原作の付記等改めて読み直す必要を感じた次第何だな

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-07-14

昭和初年に書かれた小林多喜二の本原作が戯曲化され戦前上演された時は何と「北緯50度以北」と曖昧なタイトルに改変されたて居たと云うんだ。当時の権力側の検閲の相当な圧力を感じさせるエピソード!カムチャッカ海峡を行く蟹工船の船上での群像劇は、今は本来の題名で上演され又、本編の様な秀作映画で蘇っている、此の事は至極当然ながら、実は本当に貴重で有ると感じた次第…。そんな厳しい当時の検閲官や伏せ字×××読みの諧謔なパロデイは井上ひさしの「組曲~虐殺のレクイエム」と言うお芝居にも為ったともー。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-02-14

そしてリメイク版の SABU監督の新・蟹工船は若い感性が捉えた猿の惑星ならね新感覚派のSFタッチ何だね!小林多喜二の文学を逸早く評価したのが川端康成でも在ったから表現主義的な側面や衣笠貞之助監督の傑作映画〈狂った一頁〉に通じる感性が元来、多喜二の原作にも備わって居るんたろうね🎵

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-13

S.M .エイゼンシュタイン監督のサイレント映画<戦艦ポチョムキン>を観ていたら小林多喜二のベストセラーが原作の本編を想い出した…。若くして、権力の手で虐殺されたプロレタリア作家多喜二。其の弟の小林三吾が偶然にも本編の映画音楽のオーケストラ演奏のヴァイオリン奏者の一人であった!音楽担当の伊福部昭は其の奇遇をありありと語っているのを本で読んだ事があった。俳優の山村聡監督は本編で原作とは違うラストシーンを捻出し工夫を凝らしている。

最終更新日:2024-03-28 16:00:01

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