飢餓海峡 感想・レビュー 3件

きがかいきょう

総合評価5点、「飢餓海峡」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2024-01-16

飢餓海峡をまた観た。初めて観たのは学生時代だった。あれから何十年もの歳月が流れた。あらためてこの映画を観て、とても感動した。これは青函連絡船・洞爺丸が台風のため、転覆し、多くの犠牲者を出した実話に基づいたものだが、見事に人間というものを追求していると思ったからだ。原作の水上勉さんも監督の内田吐夢さんもほんとに素晴らしいと思った。これは社会派ミステリー映画の傑作と言うべきだろう。

P.N.「水口栄一」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2020-05-15

私は学生時代、古い映画館で飢餓海峡を観た。三國連太郎さんの演技が素晴らしかった。貧困をテーマにした重く、深い映画である。

P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-11-21

左幸子の見事な名演、三國連太郎の見事な熱演、伴淳三郎の見事な力演。三人のそれぞれの味わい深い演技を、内田吐夢監督はストレートに焼き付けず、敢えて荒々しく陰惨な質感のフィルムに映し出し、土着的な重苦しさを強調したドラマを創作している。日本映画にあって、最も異質な映像の表現にある独立した名作です。終末にかけての、人は何を信じて生きて行けば良いのか、人と人の間に結ばれる信頼とはいったい何なのかが、ぐんぐん迫りくる重量感が素晴らしい。この大作に誠心誠意捧げた内田監督の作家魂が、主演俳優三人に乗り移ったかの迫力に圧倒されます。

最終更新日:2024-01-26 16:00:01

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