巴里を追いかけて 作品情報
ぱりをおいかけて
'48年10月、パリ。映画がみたい一心で田舎から出て来たニーノ(ティエリー・フレモン)は、昼夜入りびたりの映画館でドナルド(シモン・ド・ラ・ブロス)という青年と出会い、すっかり意気投合する。ある夜2人は、映画からの帰路でバルバラ(アン・ジゼル・グラス)という女性と知りあう。オートバイ事故で亡くしたばかりの恋人アンリの影響をうけ、彼女もまたシネアストであった。彼らはシネクラブを作って映画鑑賞の波を広げてゆこうとするが、この時期何より衣食住に事欠き、ニーノはバルバラのロフトに転がり込むようになる。しかし彼女がドナルドに魅かれていることを知ったニーノは、心のうずきを押さえつつも自ら身を弓いた。やがてドナルドの両親の家の女中部屋に住むようになったニーノは、映画館の案内嬢ジャニンヌ(ローレンス・コート)に愛されるようになり、彼女の尽力のおかげで郊外の彼女の伯父の映画館を借りて、シネクラブ創設を実現させる。しかしバルバラへの思いを絶ち切れないニーノは、ジャニンヌの求愛に応えられずにいた。同じ頃ドナルドとバルバラの仲にも亀裂が生じ始める。そしてシネクラブの運営をめぐりニーノとドナルドが対立し、2人は別の道を歩むことになる。その頃、ドナルドが他の女と関係を持ったことでバルバラが衝動的に自殺を図った。危ういところでニーノに助けられたバルバラは、今ようやく自らの足で前に向かって歩くことができるのだった。そしてその時、初めてニーノへの愛に気づくのだった。
「巴里を追いかけて」の解説
映画に情熱を注ぐ3人の男女の愛の行方を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはクロード・アベイユ、製作はダニエル・トスカン・デュ・プランティエ、監督・脚本は「C階段」のジャン・シャルル・タケラ、撮影はジャック・アシュエリス、音楽はレイモン・アレッサンドリーニが担当。出演はティエリー・フレモン、アン・ジゼル・グラスほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1989年11月3日 |
---|---|
キャスト |
監督:ジャン・シャルル・タケラ
出演:ティエリー・フレモン アン・ジゼル・グラス シモン・ド・ラ・ブロス Sophie Minet ローレンス・コート リュック・ラヴァンディエ Nathalie Mann Jacques Serres Alix De Konopka |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
制作国 | フランス(1987) |
ユーザーレビュー
レビューの投稿はまだありません。
「巴里を追いかけて」を見た感想など、レビュー投稿を受け付けております。あなたの映画レビューをお待ちしております。