さすらいのカウボーイ 感想・レビュー 2件

さすらいのかうぼーい

総合評価4.5点、「さすらいのカウボーイ」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-12-06

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

この映画は、いわば、"人間の情念"が、そのまま映像になった西部劇であり、映画で描かれる、その全てが素朴で、シンプルで、そして純粋なのです。

主人公のピーター・フォンダは、おのれの心のおもむくままに西部をさすらい、人生をさすらっていきます。
そして、ふと、7年前に出て来た家に帰りたくなると、まるで風のように、妻と子供のいるささやかな農場へ戻って行きます。

さすらい人の生きる姿勢とは、まさに、このようなものなんだという、監督のピーター・フォンダの思想がよく表現されていると思います。

これは、さすらい人の仲間のウォーレン・オーツが危機に陥った時も、やはり同じ姿勢なのです。
フォンダは、ただ黙々とオーツのもとにおもむき、そして、死ぬのです。

そこには、正義感などというものはなく、勇気というほど、おおげさなものもありません。
あるのは、西部の空や野や森を自由にさまよい、飛翔する"西部男の純粋な魂"だけがあるのです。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2021-04-23

フォトジェニックなヴィルモス・スイグモンドのcameraワークとストイックな迄に昇華された男たちの絆

最終更新日:2023-12-16 16:00:02

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