奇跡の人(1962) 感想・レビュー 5件

きせきのひと

総合評価5点、「奇跡の人(1962)」を見た方の感想・レビュー情報です。投稿はこちらから受け付けております。

P.N.「グスタフ」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-09-20

偉人ヘレン・ケラーが初めて一つの言葉を知る、たったこれだけのお話なのに、人間の可能性には限界がないことを知り感動する。アメリカ映画の強みには、ヨーロッパ文化から受け継いだ演劇の伝統に根差した作品と人の厚みがあり、それはサイレントからトーキーに変革した時、ハリウッドがブロードウェイから多くの人材を採用したことに始まります。ウイリアム・ギブスンが自作の戯曲を脚色しアーサー・ペンが演出した本作は、舞台の映画化ではアメリカ映画を代表する名作になりました。アン・バンクロフトとパティ・デュークの名演は永遠に語り継がれるでしょう。
登場人物で見逃せないのがヘレンの兄の存在です。両親の庇護と対決するサリバンの苦闘を一人客観的に見守る役割です。彼の立場で観るとより主題を理解でき、また神の視点にも想える深さがあります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-11-10

本編アニー・サリバン役のアン・バンクラフトは絶品だが、ビクター・マチュア主演の映画〈シャロン砦〉でのジェネラルの妻役も中々に魅力的だったね。何処かキャサリン・ロスやナタリー・ドロン見たい何だよ🎵砦はインディアンとの抗争劇だがクールでいて情熱的な作品。〈奇跡の人〉も又、粘り強い教育と愛情のね‼️

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-06-05

揺り篭のシーンで始まり揺り篭のシーンで終わるモノクロームの衝撃作。監督アーサー-ペンは西部劇のジャンルでもインデアン-サイドに視座を転換した傑作<小さな巨人>を撮っている。ダステイン-ホフマンのカメレオン俳優振りも凄まじい。其の彼が、本編でサリバン先生役で熱演したアンバン-クラフトと映画<卒業>で共演しているのも懐かしい♪

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-03-10

初めて覚えた言葉を発するシーンの感動では、フランソワ・トリュフォー監督の映画(野生の少年)が思い出される。アーサー・ペン監督の本編は映画評論家・淀川長治氏の解説と共にホール上映会で観た記憶があった。会場のポスター展示を熱心に廻られていた氏の姿が印象的だった…。さよなら、さよなら、さよなら、の名口調♪揺りかごのシーンから始まり、アメリカのストレート写真タッチのカメラワークがこれまた鮮烈!

P.N.「ポン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-02-01

名作は半世紀の時を超えても決して色褪せないものですね!
この映画のリメイク版やTVドラマ版、更にはフランス映画の『奇跡のひとマリーとマリグリット』のような佳作もあったが、やはりこの1962年版を超える感動は得られなかった。
今は亡きアン・バンクロフトやパティ・デュークの迫真の演技に再び魅了されました。

最終更新日:2022-07-26 11:04:05

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