ロスト・ドーター 作品情報
ろすとどーたー
“母性”に苦しめられる女性を描く心理サスペンス
ひとりでギリシャの島にバカンスに来た中年女性レダ。宿の老管理人、若い男性アルバイトなどと知り合い、現地に馴染んでいくが、ビーチで若い女性ニーナとその幼い娘の姿を見かけてから心がざわめいてくるのを感じる。かつて若くして結婚し、二人の娘を持ったレダ。当時、自分の可能性を試したい気持ちと母親にならなければという気持ちの板挟みになり、彼女は子育てに押し潰されそうになっていた。そんな過去が呼び起こされていくうち、レダは自分でも理解できない行動を取ってしまう。
「ロスト・ドーター」の解説
2022年のアカデミー賞で、主演女優賞(オリビア・コールマン)、助演女優賞(ジェシー・バックリー)、脚色賞(マギー・ギレンホール)の3部門にノミネートされている心理ドラマの力作。エレナ・フェッランテの原作を、『ダークナイト』のヒロイン役などで知られる女優のマギー・ギレンホールが脚色し、初監督を務めた。すでにヴェネチア国際映画祭で脚本賞を受賞するなど、その出来栄えは高く評価されている作品だ。最初は本作がどんなジャンルの映画かわからず、映画を観ていてもただ不穏な空気が続くのに不安になるだろう。主人公は単なる“いい人”ではなく間違いを犯すが、共感はできなくても目を離さずにはいられない。難役を演じ切っているオリヴィア・コールマンの演技を堪能できる。
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:マギー・ギレンホール
出演:オリヴィア・コールマン ジェシー・バックリー エド・ハリス ダコタ・ジョンソン |
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配給 | Netflix |
制作国 | アメリカ=ギリシャ(2021) |
上映時間 | 122分 |
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