幸福なラザロ 作品情報

こうふくならざろ

欲にまみれた世界と聖なる心が出会うとき

幸福なラザロのイメージ画像1
幸福なラザロのイメージ画像2

20世紀末のイタリア。深い峡谷で外界と隔絶された小さな村で、人々はタバコ栽培の小作人として貧しい暮らしを強いられていた。ある日、彼らの領主である公爵夫人が村人を騙して搾取していたことが発覚する。長年のくびきから解放された人々は村を去るが、頑健な肉体と汚れなき心を持つ働き者の青年ラザロだけが取り残されてしまう。時がたち、ようやく村を離れたラザロは都会へ辿り着き、懐かしい顔と再会する。

「幸福なラザロ」の解説

ラザロは美しい。吸い込まれそうなその瞳に見つめられると、心が洗われるようだ。奇跡の蘇生を果たした聖人と同じ名を持つこの主人公は疑う心を微塵も持たない。そして、とことん無欲だ。ゆえに、命さえ惜しまず友情を全うする。これが初演技となるアドリアーノ・タルディオーロがまさにはまり役。彼を見出したことが奇跡と言えるかもしれない。前作『夏をゆく人々』に続いてアリーチェ・ロルヴァケル監督は、この世界の残酷と不思議を独特のタッチで描き出す。実際の詐欺事件に着想を得て書き上げたオリジナル脚本は、より寓話性が高まり、忘れがたい物語として観る者の心に深く染み込んでゆく。第71回カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作品。

幸福なラザロのイメージ画像3

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2019年4月19日
キャスト 監督・脚本アリーチェ・ロルヴァケル
出演アドリアーノ・タルディオーロ アニェーゼ・グラツィアーニ アルバ・ロルヴァケル ルカ・チョコヴァーニ トンマーゾ・ラーニョ
配給 キノフィルムズ
制作国 イタリア(2018)
上映時間 127分
公式サイト http://lazzaro.jp/

(C)2018 tempesta srl・Amka Films Productions・Ad Vitam Production・KNM・Pola Pandora RSI・Radiotelevisione svizzera・Arte France Cinema・ZDF/ARTE

手軽に動画で視聴する

予告編動画

※音声が流れます。音量にご注意ください。
※一部ブラウザ・スマートフォンに動画再生非対応がございます。
※動作確認ブラウザ:Internet Explorer 9.0以降/Google Chrome/Mozilla Firefox/Safari 5.0以降/Opera

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「オオカミ(神)は犬(ラザロ)にならない」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-05-22

貧しき者の守護聖人ラザロの名を頂く青年ラザロ。貧しき人々に寄り添い、苦しんでいる人々の願いに懸命に働く姿は、まるで、忠実な番犬のようでもある。真実が明らかになり約20年くらいの歳月が経ち目を覚ましたラザロはかつての貧しき人々の元を訪れる。興味深いのは青年ラザロは、常に貧しき、苦しんでいる人々の願いを叶えるのである。最後には、苦しんでいる人々の罵倒、怒りに抵抗する事なく願い通りの結末を迎える。もし、人々が、建設的な願いを持っていたならと。人々の番犬とし命をまっとうし、狼(神・法則そのもの)にはなれないラザロ。また、それが、ラザロなんだろ。

最終更新日:2019-11-17 13:22:40

広告を非表示にするには