母~小林多喜二の母の物語~ 作品情報

ははこばやしたきじのははのものがたり

作家・小林多喜二の母・タキの半生を綴る

秋田県釈迦内村。小作農と小さなそば屋で生計を立てる貧しい家に小林セキは生まれた。当時の小作人は、地主に50%もの地代を払わなければならなかったため、貧しい農家の娘たちは身売りするしかなく、セキの幼なじみも売られていった。学校へ行きたくても、男の行くところだと親から相手にもされない。15歳で小林家に嫁いだセキは、三男三女を生んで育てたが、長男は病死。次男が多喜二だった。セキは優しい母親で、自分は字が書けなかったものの、多喜二は叔父の世話で小樽高商(現:小樽商科大学)を卒業して銀行に勤めるようになる。当時の銀行は大変な高給取りで、一生楽に暮らせるほどだった。しかし多喜二は、貧しい人の味方となって小説を書き、武器を作るお金で皆に白い米のご飯を、と反戦を訴え続けた。そんな彼の小説は危険思想と見なされ、遂に国家権力によって命を奪われてしまう。セキは自分の息子が悪い事などするわけがないと、多喜二を信じ続けていた。そんな折、娘のチマから教会に誘われる。そこでイエスの死について話を聞かされたセキは、何も悪い事をしていないのに殺されたイエスと多喜二の姿を重ね合わせ、 思いを巡らす…。

「母~小林多喜二の母の物語~」の解説

プロレタリア作家・小林多喜二の母・小林タキの半生を綴った三浦綾子の小説「母」の映画化。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2017年2月18日
キャスト 監督山田火砂子
原作三浦綾子
出演寺島しのぶ 渡辺いっけい 塩谷瞬 山口馬木也
配給 現代ぷろだくしょん
制作国 日本(2017)
公式サイト http://www.gendaipro.com/haha/

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、7件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2018-11-05

多喜二ツアーで小樽商大や旧拓銀建築、文學記念碑等を見学、港湾労働者をダイナミックに画いた「蟹工船」等の作者・小林多喜二の足跡を辿った。本編に登場する豊かな感性の多喜二が育った、実り豊かな地・北海道の小樽。国家権力に弾圧された多喜二死後も、小説に描かれた人々は戦後も民主化に労し此の地に根を張って生きた人も居たと訊く。


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最終更新日:2018-11-10 16:00:04

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