月山 作品情報

つきやま

ある寺で青年が過した一冬の生活を描く

鶴岡の住職に紹介状を書いてもらった明は、月山に向かった。その寺は月山の山麓に抱かれた渓谷にあり、その周囲には合掌造りの家が点在し、他所者を寄せつけない寡黙な村人たちが住んでいる。その中で、独人住いの寺番太助は温く明を迎えてくれた。明は、菜を背負い、もう遠い庄内の風物詩になっているハンコタンナの覆面をした若い娘、文子に出会う。明は、この閉じこめられた渓谷の中で、なおも溌刺とした若い生の息吹きに一瞬とまどった。雪は村全体をすっぽりと包み、隣り村まできていたバスも遮断され、村は長い冬篭りに入った。庫裡の二階に泊る明は、古い和紙の祈祷簿を貰い、それを貼り合せて和紙の蚊帳を作りあげ、吹き荒れる風の音を聞きながらその中に寝た。蚊帳の中に、電灯の光がほのかにこもり、それは、乳白色の繭の中に横たわっているようだ。

「月山」の解説

月山山麓の豪雪地帯のある寺で、一人の青年が過した一冬の生活を描く。森敦の同名の芥川賞受賞作の映画化で、脚本は高山由紀子、監督は「鬼の詩」の村野鐵太郎、撮影は高間賢治がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督河原崎次郎
出演友里千賀子 滝田裕介 稲葉義男 小林尚臣
制作国 日本(1979)

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、2件の投稿があります。

P.N.「pinewood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2019-07-19

東京都写真美術館で開催中の四つの場所に拘わるストーリー性の在る写真家の1人,内藤正敏の〈出羽三山〉の主題は生と死の宗教儀式,祭りと都会の高層ビルを連結させて本篇に重なる❗️

最終更新日:2019-07-24 16:00:06

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