アイデン&ティティ 作品情報

あいでんあんどてぃてぃ

青臭く甘酸っぱく可笑しく切なく…。青春とロックへのレクイエム

バンドブーム吹き荒れる頃の東京。4人組のロックバンド“SPEED WAY”もブームに乗ってメジャーデビューを果たしたが、パっとしない活動が続き、メンバーの生活は何も変わらないままだった。今日も彼らは、狭苦しいスタジオで練習し、居酒屋でロック談義に花を咲かせる。理想家肌のギタリスト・中島(峯田和伸)は、売れる曲を書けと迫るボーカルのジョニー(中村獅童)と言い争うが、どうしてもいい曲が書けない。そんな時、中島のアパートに“ロックの神様・ディラン”が現れ、ハーモニカの調べで語りかけて来る…。

「アイデン&ティティ」の解説

80年代終盤に巻き起こったバンドブーム。その渦中にあった鬼才・みうらじゅんの自伝的コミックを、個性派俳優の田口トモロヲが初監督。脚本は目下絶好調の宮藤官九郎。多彩な才能が集い、過ぎ去りし祝祭を回想する…という触れ込みだが、作品の印象は意外なほど正統派の青春映画だ。熱病のようなブームの片隅で、自分を表現しようともがくロック青年の純粋。その裏側には、将来への不安や恋人とのすれ違いといった誰もが共感できる物語が転がる。

ありふれた物語を気取りなく連ねてゆく作風が、真っ直ぐに僕らの胸を打つ。ロック小僧そのものという主演の峯田和伸。終幕で神の真髄を聞かせるボブ・ディラン。切なく青臭い世界に響き渡る彼らの歌声は、実に感動的だ。純粋であることが難しくなった現代にあっても、この歌声は何かを語るに違いない。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2003年12月20日
キャスト 監督田口トモロヲ
原作みうらじゅん
脚本宮藤官九郎
出演麻生久美子 中村獅童 大森南朋 マギー コタニキンヤ 岸部四郎
配給 東北新社
制作国 日本(2003)
上映時間 118分

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最終更新日:2016-02-12 15:43:09

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