今週の動員ランキングは、シリーズ累計発行部数3400万部を超える人気漫画を、TVアニメ化とミュージカル化を経て、完全新作オリジナルストーリーで描く『劇場版SPY×FAMILY CODE:White』(東宝)が初登場1位を飾った。初日から3日間で動員86万6000人、興収12億2400万円を記録した。敏腕諜報員〈黄昏〉こと父・ロイド、超能力者の娘・アーニャ、凄腕の殺し屋〈いばら姫〉こと母・ヨル、未来予知犬・ボンドから成る仮初めの家族・フォージャー家が、初めて全員での家族旅行に行くことから物語が動き出す。原作者の遠藤達哉が監修とキャラクターデザイン原案も手掛け、監督は片桐崇。声の出演は江口拓也、種﨑敦美、早見沙織、他。初日アンケートによると、満足度は93.6%を記録している。 2位には、前週1位で初登場した『ウィッシュ』(ディズニー)が続き、週末3日間の成績は動員25万7000人、興収3億6900万円。累計成績は動員86万6000人、興収12億2200万円となっている。
3位も前週よりワンランクダウンで『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(松竹)が続き、週末3日間の成績は動員24万4000人、興収3億1000万円。累計成績は動員124万3000人、興収15億8500万円を突破した。
この他新作では、6位に現在放送中の令和仮面ライダー第5作と前作となる第4作がクロスオーバーした劇場版『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』(東映)がランクイン。監督は山口恭平。出演は「仮面ライダーガッチャード」から本島純政、松本麗世、他。「仮面ライダーギーツ」から簡秀吉、佐藤瑠雅、他。
また、9位には今年の「第76回カンヌ国際映画祭」で役所広司が男優賞を受賞したヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』(ビターズ・エンド)がランクイン。東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山が、毎日を新しい日として生きる姿を描き出している。来年開催の「第96回アカデミー賞」では、国際長編映画賞のショートリストに選出された。共演は柄本時生、中野有紗、アオイヤマダ、他。
既存作品では、5位に再浮上した『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(東映)が累計で動員114万人、興収16億円を突破。公開8週目の『ゴジラ-1.0』(東宝)が累計で動員300万人、興収46億円を突破した。