今週の映画動員ランキングは、『映画ドラえもん のび太の月面探査記』(東宝)が、土日2日間で動員27万6000人、興収3億2400万円をあげ、先週末を上回る成績で5週連続の首位を達成した。累計では動員332万人、興収38億円を突破、春休み本番を迎え好調な興行を続けている。
ディズニー・アニメーションの不朽の名作を「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」の鬼才ティム・バートン監督が実写映画化した『ダンボ』(ディズニー)は、土日2日間で動員14万4000人、興収1億8600万円をあげ2位に初登場。出演はコリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート他。日本語吹替版ではコリン・ファレル演じるホルト役で西島秀俊が出演している。また、日本版エンドソングを竹内まりやが担当。1941年に公開されたアニメ「ダンボ」で、当時のアカデミー賞オリジナル・ソングにノミネートされた「ベイビー・マイン」をカヴァーしている。
依然勢いの衰えない『翔んで埼玉』(東映)は、土日2日間で動員12万2000人、興収1億6500万円をあげ3位にランクイン。累計では間もなく動員224万人、興収30億円を超える。4位の『キャプテン・マーベル』(ディズニー)は土日2日間で動員8万4000人、興収1億2400万円をあげ、累計で動員103万人、興収15億円を突破した。
新作では『映画 少年たち』(松竹)が8位でスタートを切った。ジャニー喜多川が企画・構成・総合演出を手がけ、1969年の初演から50年にわたりジャニーズ事務所の若手メンバーたちによって続けられてきた伝説の舞台「少年たち」を実写映画化。中心となる少年たちに、ジャニーズJr.の人気グループ、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、関西ジャニーズJr.のメンバーが扮し、明治時代に建築された「五大監獄」のひとつで重要文化財に指定されている旧奈良監獄でメインロケを行った。監督は「空飛ぶタイヤ」の本木克英が務めている。
他既存作品では、9位の『グリーンブック』(ギャガ)が累計で動員128万人、興収16億円を突破。10連休を控えるゴールデンウィークでの新たな集客を見据え、4月26日(金)から日本語吹替版を上映することを決定した。