今週の映画動員ランキングは、『ボヘミアン・ラプソディ』(FOX)が土日2日間で動員26万3000人、興収3億8900万円をあげ、2週連続で首位に立った。この数字は最終興収53億円をあげた「グレイテスト・ショーマン」との興収対比で107%と順調な展開。先週末から全国109館で「“胸アツ”応援上映」が開催されたこともあってか、動員・興収ともに初週を上回っており、累計興収は、早くも13億円を突破した。
2位も、土日2日間で動員12万9000人、興収1億9300万円をあげた『ヴェノム』(ソニー)がキープ。累計では、間もなく動員113万人に到達、累計興収は16億円を突破している。
『人魚の眠る家』(松竹)は、土日2日間で11万3000人、興収1億4800万円をあげ3位に初登場。稀代のベストセラー作家・東野圭吾のデビュー30周年を記念して書かれた同名ヒューマンミステリー小説を、篠原涼子、西島秀俊の夫婦役初共演で実写映画化。「明日の記憶」「天空の蜂」の堤幸彦が監督を務めている。40代以上を中心に、30代から60代の幅広い年齢層の女性を集客しており、レディースディの高稼働が期待される。
4位には、土日2日間で動員11万1000人、興収1億5300万円をあげた『スマホを落としただけなのに』(東宝)がランクイン。累計興収は11億円を突破している。先週3位スタートを切った『ういらぶ。』(アスミック・エース)は5位、4週目を迎えた『映画HUGっと!プリキュア?ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』(東映)6位となっている。
新作では世界的人気を誇る韓国のヒップホップボーイズグループ「BTS(防弾少年団)」初のドキュメンタリー映画『Burn the Stage : the Movie』(東宝映像事業部)が、7位に初登場。アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に、あらゆるルールもモラルも通用しない麻薬戦争の恐るべき現実をえぐり出し、アカデミー賞3部門にノミネートされた「ボーダーライン」の続編『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(KADOKAWA)は10位でスタートを切っている