『君の名は。』(東宝)が土日2日間で動員19万1000人、興収2億5400万円をあげ、首位に返り咲いてから3週連続の1位となった。累計では興収189億8000万円となっており、歴代興行収入第6位の『もののけ姫』193億円、第5位の『ハウルの動く城』196億円をいつ超えていくのかに注目が集まる。
「東の羽生、西の村山」と称されながら病のため29歳で亡くなった棋士、村山聖の生涯を描いた大崎善生によるノンフィクションを松山ケンイチ主演で映画化した『聖の青春』(KADOKAWA)が5位に初登場。幼い頃から腎ネフローゼを患っていた聖は、入院中に父親から勧められた将棋に人生を賭けていく。ライバルの羽生善治を東出昌大が演じるほか、染谷将太、安田顕、柄本時生が共演。監督は「宇宙兄弟」の森義隆。役作りのために20㎏以上も増量した松山の姿も話題となった。
「機動戦士ガンダム」の前日譚を描いた、安彦良和のコミックをアニメ化した4部作の最終章『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』(松竹)が初登場9位にランクイン。地球に降りたシャア・アズナブルは、不思議な力を持つ少女、ララァ・スンと出逢う。