映画感想・レビュー 155/2520ページ

翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて:P.N.「けろたろう」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-24

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

前作に続いて相変わらず面白い。更に無駄に大袈裟に、くだらなさがパワーアップしている。わざわざネタのCGにもどれだけお金かけてるんだよと思う。関西の人はどう思うんだろうか、、、とびたくん、マイアミ浜、埼玉のポーズと滋賀のポーズ、通天閣と行田タワーとか他にもご当地出身者対決もあり、チャーリーとチョコレート工場のパロディや他にも数えきれないくらいの小ネタが散りばめられており見つけてはクスッとしてしまう。エンドロールにミルクボーイの漫才を持ってくるとは思わなかった

鬼の詩:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★☆☆
投稿日
2023-11-23

村野鐵太郎監督のATG映画「鬼の詩」は、藤本義一の直木賞受賞の小説の映画化で、明治末期の大阪の実在の落語家・桂馬喬をモデルにして、芸の鬼の凄まじい生き方を描いた作品だ。

彼の芸熱心は狂的で、陽気で華やかな芸風の先輩落語家・桂露久(露の五郎)の芸を盗もうと必死になる。
しかし彼は結局、高座で馬糞を食ってみせるというような、自虐的なやり方で評判になる。

物事にとことんムキになる人物に対する村野鐵太郎監督の執着は、この作品で一種異様な人間像を作り出すことに、ある程度は成功していると思う。

また、それが、商業映画の単純なヒロイズムの枠から大幅にはみ出して、一途であることの悲惨と、一途であらざるを得ない境遇や立場の残酷さというところまで、くっきりと描き出すところまで行き着いたことによって、村野鐵太郎監督の独自の世界が確立されていると思う。

ただ、この主人公の自虐的な態度の描き方は、あまりにストレートで余裕がなく、感動するより先にまいってしまったという印象だった。

ゴジラ-1.0:P.N.「フッカー」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2023-11-23

期待しました。かなり期待しました。最高傑作になるかもしれないと期待しました。結局のところ、自分の中では主役はゴジラではありません。戦後に現れたゴジラをどうやって倒しましょうみたいな内容です。「ゴジラ」という名の映画名であれば、もっとゴジラが前面に出てほしかったです。ゴジラが東京の一部を破壊しますが、もっと東京を壊滅的に破壊し、多くの犠牲者を出し、ゴジラに対して圧倒的であり絶望的な印象を与えてほしかったです。

カムイのうた:P.N.「はるたんたん」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-23

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

PG12ですが、残酷な描写はないので、小学生でも見れます。アイヌ文化を知るきっかけとして子ども達や子ども達を教育する立場の人に見て欲しいです。単に和人が悪者アイヌ人が可哀想ではなく、この北海道が開拓され栄えてきた裏で何があったのか、差別や偏見はどうして起こるのかを考えさせられた作品です。

翔んで埼玉:P.N.「Anguirus」さんからの投稿

評価
☆☆☆☆
投稿日
2023-11-23

福岡県民です。埼玉出身の嫁に無理やり連れてこられました。なんだかな...関東と関西で勝手に盛り上がって下さいな、て感じな学芸会です。ストーリーは前作もそうでしたが後半グダグダで観るに耐えないです。佐賀県なんかで3作目作ったら怒りますよ(笑)

ケイコ 目を澄ませて:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-23

この役は岸井ゆきのさんしかできないでしょう。圧倒されました。コロナ禍やからマスクは着けてなあかんけど、まだまだ聾唖の方と対話する時に口元を見せる認識が薄い。喧騒の音とエンドロールはいい感じでした。前から思っていたけど岸井ゆきのさん、西野七瀬さんに似ていますね。

奇跡の丘:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-23

この映画「奇跡の丘」は、1966年度ヴェネチア映画祭にて審査員特別賞を受賞した、無神論者にして、マルクス主義者の鬼才・ピエル・パオロ・パゾリーニ監督が撮った、異色のキリスト伝映画だ。

新約聖書のマタイによる福音書を忠実に映像化しているが、ハリウッド製のスペクタクル史劇とは全く違い、イタリアン・リアリズムを踏まえて、荒涼とした砂漠でのロケによって、古代世界を再現していると思う。

また、イエス役には学生を、マリア役にはパゾリーニの実母スザンナを配するなど、既存の俳優を使わずに、無名の素人たちを起用しているのも斬新だ。

神を冒涜した映画という前評判を覆して、ヴェネチア映画祭で、聖書をテーマにした最も優れた映画だと絶賛されましたね。

野いちご:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-23

この映画「野いちご」は、1958年度ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作で、ひとりの老人がたどる、幻想的な旅を描いたこの作品は、自分の死を暗示する夢にうなされる主人公を通して、"死"に取り憑かれた男の絶望と不安を描き出してみせる。

過去と現在が交錯し、母への回想、裏切った妻への愛と憎しみ、そして生と死への恐怖が、力強い映像で語られる、イングマール・ベルイマン監督の映画史に残る秀作だ。

不気味な老人の妄想と対照的な、息をのむ自然の景観の美しさが、神の国ではない、この地上にこそ"永遠の生命"が躍動していることを暗示している。

タイトルの「野いちご」には、そんな意味も託されているのだ。

危険がいっぱい:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-22

この映画「危険がいっぱい」は、ルネ・クレマン監督とアラン・ドロンの「太陽がいっぱい」のコンビで、夢よ再びとばかりに製作された、デイ・キーン原作のコミカル・サスペンスだ。

アメリカのギャングの情婦に手を出して追われる、いかさまギャンブラーのアラン・ドロンが、アメリカ人の未亡人の運転手として雇われ別荘に。

そこには彼女と共謀して、夫を殺した愛人が匿われていたが、未亡人の姪のジェーン・フォンダが、ドロンに惚れたことから、当初の計画が狂い出す。

やがて、未亡人とドロンの仲を愛人が疑い、ジェーンも嫉妬する。
そこに、ギャングの手下もやって来て、最後には小悪魔のジェーンの思い通りの結末に----------。

世紀の二枚目俳優アラン・ドロンの絶頂期の魅力が全開の作品で、ルネ・クレマン監督のエスプリの効いた演出も軽快だ。

未来世紀ブラジル:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-22

この映画「未来世紀ブラジル」は、テリー・ギリアム監督が、悪夢的イマジネーションで、現代社会を鋭く風刺した作品だ。

近未来の管理社会を舞台に、空を飛ぶことを夢見る小役人は、誤認逮捕事件の目撃者が、夢に現れる女性にそっくりだったことから、彼女を助けようとして、混乱の悲劇に巻き込まれていく。

ジョージ・オーウェルの「1984年」のような悪夢の管理社会を、奇才集団「モンティ・パイソン」のアニメーターだったテリー・ギリアムが、ダクトだらけのセット、顔をこねくりまわす美容術、鳥人となった主人公に襲いかかるサムライ戦士などの、独自のイマジネーション溢れる映像で描いていて、実に素晴らしい。

妖星ゴラス:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-22

この東宝特撮映画「妖星ゴラス」は、日本が誇る不朽の名作「ゴジラ」の本多猪四郎&円谷英二コンビによる作品だ。

地球に接近する、とてつもなくでかい恒星との衝突を避けるため、南極に巨大なロケット噴射口を作って、地球の軌道を変えるというスケールの大きさにしびれてしまう。

当時の科学技術の粋を集めた緻密なストーリー、神業的な都市の水没ミニチュアの特撮に、ある種の感動を覚えてしまう。

尚、いきなり出現する怪獣マグマは、ストーリーと関係ないと言えば、それまでだが、"ウルトラ世代"には、お約束のパターンで嬉しくなってしまいます。

正欲:P.N.「たっしー」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-22

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

最後の二人の会話は良かった。
稲垣は息子を理解する気持ちになれたのか、それとも…

戦場(1978):P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-22

この映画「戦場」は、ベトナム戦争の極初期、軍事顧問団との名目で、民兵や傭兵を指揮し、北ベトナム軍とマック・ワ要塞をめぐって戦う、アメリカ軍の小部隊を通して、戦争の虚しさを伝える戦争アクション映画の傑作だ。

低予算映画だが、主演のバート・ランカスターは、脚本の素晴らしさに感動し、自ら15万ドルを製作費にあてるほど、この作品に惚れ込んでいたそうだ。

朝鮮戦争から日が浅い時期のベトナム戦を描く作品だけに、装備もグリースガンのような旧式武器なのが渋い。

天間荘の三姉妹:P.N.「雪風」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2023-11-22

三姉妹の名前を聞いたとき欽ちゃんの「わらべ」やんと笑っていました。内容はいいんやけどとにかくダラダラと長い。三ツ瀬を神秘的な世界にしてほしい。現世と区別しにくい。テレビドラマで充分でしょう。寺島しのぶさんは適役でした。

ゴジラ-1.0:P.N.「ゆうちゃん」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2023-11-22

※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]

私はゴジラが大好きです。
最終的には面白く、興奮して見て楽しめましたが 前半はなぜ戦争ストーリー?いる?って感じで神木隆之介と浜辺美波も存在感がいまいちでうーんって感じでした。ゴジラも恐竜みたいで少しがっかりしてました。後半に向けて成長したゴジラ(いつもと同じ)が見れ、神木隆之介を囲む吉岡さん佐々木蔵之介さんの存在感が素晴らしくてさすがでした。あの二人が囲むだけでストーリーも面白くなってきて。(二人の脇役の出演がなければゴジラ以外は個人的につまんない映画になってました)大昔のあの音楽も使用してくれて気分爆上がりでした。贅沢言えば怪獣の相手も出てそこへゴジラが出てきて日本を守る方が私はストーリー的に好きです。

遥かなる戦場:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-22

この映画「遥かなる戦場」は、イギリス映画界の"怒れる若者たち”の旗手、トニー・リチャードソン監督が、イギリスの貴族社会の階級制と保守性と醜悪さを、痛烈にえぐった、反戦映画の秀作だ。

同時に、クリミヤ戦争を通して、近東における権益をめぐっての大国間の野望をも暴いている。

1854年から1856年にかけて、ロシア対イギリス、フランス、トルコ連合軍の戦争が、クリミヤ半島で続いた。

ナイチンゲールが活躍したことで知られているが、戦争の悲惨さは、言葉では言い尽くせない。
映画は、だから戦争を描くのだ。

バラクラバの戦闘が行われ、伝令に走った青年将校のデビッド・ヘミングスを銃弾が貫き、白馬から転落した彼の死体のそばを、退却して行く兵士たちに、戦争の虚しさが滲み出ていたと思う。

ブラック・レイン:P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2023-11-22

この映画「ブラック・レイン」は、全篇の三分の一を占める大阪ロケが話題になり、この映画が遺作となった松田優作のエキセントリックな悪役ぶりを堪能できる作品だ。

リドリー・スコット監督が、大阪を舞台にして撮った刑事アクション映画で、それまでの外国映画が描いていた、エキゾチックなばかりの日本像とはひと味違う、「ブレードランナー」ばりの大阪の街の映像に目を見張る。

高倉健が、マイケル・ダグラスとアンディ・ガルシアの二人の刑事をサポートする、大阪の堅物刑事役で競演している。

劇中で健さんが、アンディ・ガルシアとごきげんにデュエットするシーンは、ファンならずとも必見だ。

これが遺作となった松田優作の壮絶な悪役ぶりも圧巻で、自らの余命と引き替えに挑んだ、その鬼気迫る演技は、主演のマイケル・ダグラスをも食っていたと思う。

最終更新日:2024-11-02 16:00:01

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