ニッポン無責任時代:P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2017-09-04
NHKTVで放送の始まった連続ドラマ〈植木等とのぼせもん〉。現代人は本編の様な笑いを又求めていると在った。ドラマには唄や映画が大ヒットしてフラフラな植木等の姿が出て来た。古澤憲吾監督の無責任な異常な男の成功譚を描き出した執念が伝わって来る。植木等の完全主義の演技が、又クレージーキャツのチーム力が本編の重責を見事に背負ったエンターテイナーとしての力を感じさせた。
NHKTVで放送の始まった連続ドラマ〈植木等とのぼせもん〉。現代人は本編の様な笑いを又求めていると在った。ドラマには唄や映画が大ヒットしてフラフラな植木等の姿が出て来た。古澤憲吾監督の無責任な異常な男の成功譚を描き出した執念が伝わって来る。植木等の完全主義の演技が、又クレージーキャツのチーム力が本編の重責を見事に背負ったエンターテイナーとしての力を感じさせた。
合法的な殺戮デーの設置と言う情況はローマ時代のコロッシアムでの奴隷の生贄競技を連想させる。よくよく考えると現代の戦争行為自体が合法殺人・大量殺戮・ジェノサイドなので近未来の御話ですまされ無いのかも知れない!そんな恐怖心を与えたサバイバル・ゲームだった。
期待大! 楽しみ! 続編でまさかの復活とは(笑)
他のレビューでアルゼンチン版と比べ時間軸を短くしてシビアな方へシフトして云々と在った。暗黒の軍事政権下の25年前に遡るオリジナル版と9.11直後テロ対策強化期の12年前に遡るリメイク版ではドラマの深度が違う。とわ言えリアルな謎解きサスペンスの愛のドラマは意外な展開とテロ対策下で聖域化された捜査方法の矛盾を見事に突いている。
音楽は良かったが、それ以外の全てが大学の映画同好会の自主制作作品レベル。内容的にはいかにもラノベといった内容。しかし、日本の今日の青春映画はかなりの確率で時間移動するが、もうそろそろ別の手法を見つけるべき。『心が叫びたがってるんだ』『君の膵臓をたべたい』といった類似作品の後に公開というのも損をしている
久々の名作に出会ったという感じ。映画からのメッセージはぼんやり受け身で見ていては受け取りそこなうかも。しかも素直にストーリーにゆだねることも必要かもしれない。壁はイラクの小学校だった、という戦争というものが双方に言い分を持ち、正しい解決などないという宿命も絡めつつ、人間が社会の中で重い任務を背負い、生きるということはなんなのか、という人生の原点をも見せつけられる。俳優さんも臨場感そのものの中で、演技とは思えない。監督の視点もゆるがない。見ていて安定感もある。
これは術にかかってしまったのか「忍びの国」から抜け出る事が出来ない。半世紀以上生きて来て、同じ映画に何度も足を運ぶなんて思ってもいなかった。
こんな映画をズーッと待ってました。中村監督に感謝です!
そして無門とお国、大善に平兵衛…に愛を込めてありがとう。
年齢を考えると、ジャッキーのアクションのキレも全盛期の半分にも満たないが、それはしかたないところ。しかしながら、笑いのツボを心得ていて、数分に一度は笑わせてくれるあたりはさすが。この作品は内容的にはこれといった見所はないが、この作品を観に行く人は後継者など現れるはずのない、不世出の存在であるジャッキーそのものを見所なのだろう
ちょっと長いなー。そもそも「スパイ」の男性が逆側の人なら話は違ってくるし、戦争だから本来はどちら側にも言い分(言い訳)があるはずで。逆側なら殺してもいいというのはオカシイ。軍神の神話が本筋になるまでは、ダイアナ(ワンダーウーマン)の話はかなり相手にされない…(笑)最後に始まる戦闘シーンは見物。
愛のお話です。映画館から出てもまだ涙がとまりませんでした。
劔岳の山頂を目指す男達の山行と其れを戦意高揚の宣伝に利用しようと目論む愚かで浅はかな帝国軍部の体質がクッキリと描き分けらられた気骨ある映画だ!此は黒澤明組で培った撮影監督の最大級の強み何だろう。修験僧の遺物のエピソードや山男の友情も良い 。測量師の地図作りと言う地味な日常では三浦しおん原作の辞書編纂者の映画〈舟を編む〉を連想した。
めっちゃ感動した!今まで感動して泣いたことなかったけど始めて泣いた!オミくんだけホントの兄弟じゃなかったのはビックリしたけど、3人の ✭キズナ ✭が(≧∇≦)サイコー!!死ぬほどカッコイイ(●´ω`●)雨宮兄弟大好き(*´˘`*)♡一生ファン٩(。•ω•。)و
ダイジェスト版…ですね。
そりゃ全三巻の小説を二時間弱の映画にすると、こうなるよなと。
群像劇という点でも面白いはずの題材なのに、
三成、左近、吉継、家康以外が空気すぎて関ケ原の魅力が死んでます。
小西行長なんかいたっけ?ってレベルの扱い。
話も飛び飛びすぎて歴史に知識無い人はワケ分かんないんじゃないかと。
コミカルながらも憎たらしく、貫禄ある家康だけは素晴らしかったですね…。
パニックムービーとしては、勢いのある内容でなかなか良かった。細かい突っ込み所はあるが、少なくとも同じ題材を日本で映画化するよりは良い仕上がりになっているはず。主要キャストが顔を見るだけで、こんな人物だろうなと想像出来て、実際予想通りの性格の人物となっているので、主要キャストのキャラが立っているので、キャラの役割も明確であり解りやすい内容で良かった。あと、スアンちゃんはとても可愛かった
想像していたより内容的にはかなりシリアスだった。薬物依存から脱却する事の困難さと、それにより仕事に就けない事による貧困という社会的な問題を考えさせられる内容。ラストは上手く収まりすぎたような気もするが、実話ベースで実際にそうなったのだから、主人公にとっては幸運を呼ぶ猫だったという事だろう。それにしても、ボブという茶トラ猫は可愛いかったな
〈八月の濡れた砂〉をラストに日活ロマンポルノ路線へ転じた藤田敏八監督の処女作品。手に怪我を負ったレジ嬢は盗難に入った犯人の逞しい肉体を愛する!彼女を求める男達をまんまと手玉に取って対決させたり男達に奇妙な友情が産まれたりと藤田節は此処でも自由奔放なのだ。カメラが接写して被写体の肉体が熔けて消えてしまうと言う逆説てきなアンチ・ポルノグラフィティ。
本編には裸のマネキン嬢の彫像が煙草を咥えたアラン・ドロンのブロマイドを認めて登場する。女体が男の仮面を付けられる!男女二組の奇妙な同棲生活がコミカルに時に息苦しく展開する。ポルノ・グラフィティを撮りながら限り無くポルノ・グラフィティから遠く離れてしまうのは日活青春路線で限り無くエロスとタナトスに迫った藤田敏八監督の性何だろうね。
役所広司(憎らしい程に)、平岳大良かった。が8割方の武将は馬鹿に見えたし、忍びの者が居なけりゃ無知無力。今年一番の期待ハズレ作品だった。
史実は曲げられないが残念としか言いようが無い。
俺だけ低評価かと思ったが、ミスチーフさんもなのでズレては無いと変なトコで安心しました。
全国行脚の花遍路へと続くカラーの劇場未公開場面と併せて本編を観た。ロードショウ公開時にラストシーンを巡ってある知人間で口論に為った事も。未公開シーンに流れるナレーションに「正義の戦争よりも不正義の平和の方がまし」と在った。敗戦後も逞しく強かに生き抜いた人間像を加えたかったのかも知れない。モノクロームの悲劇的ラストとは別のバージョンな此のラストを先の知人に見せたく為った。
石川セリの曲が先行してたった25日で撮り上げたロックな映画だ。ゴダール監督の〈気違いビエロ〉を思わせるペインティングのシーンも!エロス&タナトスの主題は映像詩の新境地を切り拓いた。〈非行少年〉、〈帰らざる日々〉と男の契り・友情・絆の深い人間ドラマが一段と鮮烈だ。田山力哉の映画評の本を片手に池袋新文藝座に通ったシネマニアの夏の終わりだったね。