映画感想・レビュー 1476/2566ページ

栄光のランナー/1936ベルリン:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-11

ユダヤ人排斥のナチス・ドイツ、ラストの決勝リレー走者出場の黒人のジェシー・オーエンス選手には重い決意だった…。1950年、オーエンスが主賓の祝賀会場でさえ黒人差別の悪法が罷り通っていた。オーエンス夫妻は正面玄関から入場出来ずに通用口の裏手に廻される。アメリカ合衆国の遅れた差別の一面。でも、エレベーターボーイの白人の少年が人気のヒーロー、オーエンス選手にサインをねだるラストシーンが中々善かった!!

扉をたたく人:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-11

本編は名画座の早稲田松竹等でも観た♪ジャンベを叩くアフリカンの大地の音。移民差別の9.11以後のアメリカ社会の閉鎖性が不条理にも襲い掛かる。ジャンベ奏者の青年との心の絆を篤く描いた。其の見事なアンサンブルはトム・マッカーシー監督の映画<スポットライト、世紀のスクープ>でも活かされて、又々泪が止まらなかった!

スポットライト 世紀のスクープ:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-11

地方紙「スポットライト」の新編集長の方針は宗教界であっても悪には譲らず中立な報道姿勢と其の自由を貫く事だったー。新聞記者達の粘り強い調査や取材、弁護士、当時の被害者との面談等が細かく描かれる。感情の起伏、衝突…ドラマは真実に向かって突き進む。時に打ち砕かれ封印された暗部が全体的に明かされる。ジーナリズムの力は、ラストで鳴り止まない電話の音となって次々と被害者からの寄せられて…。

その土曜日、7時58分:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-11

フィリップ・シーモア・ホフマン、今は亡きスターの横顔を描いたドキュメンタリー番組を視たー。其処で強調されたホフマンの緊迫した演技と怒りの感情表現、抑制の効いた芝居ー。本作でも遺憾無く本領が発揮された!放蕩息子の帰還見たいな展開も在るが、父親は最後にどうするのか?スリリングな展開とサプライズな末路に一条の光りが…。父と息子の物語はギリシャ悲劇の如き風格。映画<12人の怒れる男>のシドニー・ルメット監督の新境地か。

誰よりも狙われた男:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

衛星放送でフィリップ・シーモア・ホフマンの人間ドキュメンタリーで評論家が彼の怒りの演技力を絶讚…。本編のラストシーンも、又、怒れるホフマンの見事な叫び声だった!其の死因が麻薬の摂取時の副作用だったのが惜しまれるー。ファンが哀しみに街灯を消して、蝋燭の灯りだけを点して偲んだシーンも出て来た…。映画<カポーテイ>や舞台役者としても有望で脂が載り切っていた文字通り大型俳優。

8 1/2 完全修復ニュープリント版:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

ダヤニータ・シン写真展は映画愛で充ち、フッテージ編集されたワシンーンにはマルチェロ・マストロヤンニの顔も!本編は円舞の如きフィナーレでの多幸感!其は映画作りと言う狂気染みた夢の終わりとスッタフ・キャストら仲間との別れを予感させる♪自伝的な映像の語り部フェデリコ・フェリーニ監督の自在な手腕に陶酔したー。長蛇の列を作って、市ヶ谷のイタリア文化会館ホール上映会に並んだ名画ファンに一夜の夢を与えた!!想い出の名篇。ミュージカル映画<ナイン>でも其の手法は駆使された。フェリーニ作品へのオマージュとして。

道:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

インドの女流写真家ダヤニータ・シンの展覧会でジュリエッタ・マシーニやマルチェロ・マストロヤンニ出演のシーンがワシンーン毎にフッテージの様に出て来たので吃驚した。二人はフェデリコ・フェリーニ監督作品には欠かせない名優!!アンソニー・パーキンスと彼女の共演する忘れ難き名作の本編はニーノ・ロータの名曲でも有名、観客の泪を誘った一大メロドラマ。大道芸人ザンパノ&ジェルソミーナの永遠の名コンビ♪

忍びの国:P.N.「たまご」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

2度めの鑑賞をしました。大筋の流れが頭に入っているせいなのか、1度目では普通に見ていたシーンで涙が出て自分でもびっくりしました。所々に隠れた小ネタ的なものが入ってると聞いたので、確認しにまた観に行きます。

特集:世界の映画作家(41)ヤン・シュヴァンクマイエル:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

NHK E TV の日曜美術館で公開中のアルチンボルドの絵画特集を観ていたらヤン・シュヴァンクマイエル監督のアニメーションのコラージュを連想した。自然の歴史、博物誌等、本人もアルチンボルドへのオマージュだと語っている…。色々なアイデアに充ちた作品には熱狂的なファンがいて、コラージュ写真・版画・絵画・造型個展も話題を呼んだ。アルチンボルド同様其の時代の傑出した寓話作家なのだ!

二代目はクリスチャン:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

FOX moviesのTV放映でヌーデイなB 級バイオレンス映画<マシンガン・シスター> を観ていたら、ふと本編を想い出したー。京橋のフイルムセンターでの井筒和幸監督特集或いは角川映画特集だったのか監督本人のトーク等も交えての催しだったと思う。気さくな感じで、TV のレポート番組等で見たまま。本編では志穂美悦子のアクションがとても格好佳かった!

忍びの国:P.N.「映画好きPITTA」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

最後のほうの大野さんと鈴木さんの殺陣のシーンだけでも、見る価値はあると思います。戦いを通して、魂や情をやり取りしていると感じられました。老若男女楽しめます。エンタメとしてもかなり面白いが、それだけでない、人間の悲哀ドラマも有り、色々考えさせられた。全ての俳優さんたちは、なかなか良い演技で群像劇としても楽しめた。

時をかける少女(’83):P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

角川映画の、原田知世、高柳良一主演、大林宣彦監督の本編以降、アニメーション等、何度もリメイクされている…。だが、映像の原点ではNHKTV の少年ドラマの枠での<タイムトラベラー>であり、原作のジュニアSFシリーズ(眉村卓、光瀬龍のジュブナイルを含む盛光社刊のハードカバー)の一冊 だったー。筒井康隆の原作は民放TV ドラマでもリメイクされてきた。エンドロールはミュージカル仕立てでCM 映像作家の手腕で爽やかに幕を閉じた(^.^)

フォックスキャッチャー:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

スターチャンネルのTV 放映で高校生のレスリング大会を描いた<ヴィジョン・クエスト,青春の賭け>を観ていたら、本編の心理的な試合の駆け引きの事が脳裡に過った…。<ヴィジョンー>は青春純愛ドラマで大人の愛を求める姿と試合での勝負が見せ場♪一つ屋根の下に住む男勝りのリンダ・フォレンテイーノへの淡い恋心と彼女へのアッタクも佳い!!本編の方はロードショー館で観たが、大人のミステリアスな陰謀に煙に巻かれるが…。

ペーパーボーイ 真夏の引力:P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-10

映画<めぐりあう時間たち>で付け鼻のニコール-キッドマンに殺られた様に本編の死刑囚へのペンフレンド、婚約したブロンドのヤンキーなアラフォー女も中々に嵌まっている。韓流映画の様な荒々しいタッチも1960年代のアメリカ南部の沼地の鰐狩猟者の犯した殺人事件と言うシュチュエーションもスリリングだ!ペーパーボーイ則ち新聞記者=聞屋の内幕ものであり、映画<オン・ザ・ロード>の様な作家の誕生秘話と言うスタイルなのかも知れない…!

忍びの国:P.N.「うっちー」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-09

大野くんにぴったりのはまり役!大野くん以外には考えられない無門だったと思いました!アクション・コミカル・シリアスな演技も全部堪能できました。ベテラン俳優陣の中でも違和感はなく、独特の雰囲気を醸し出していて、さらに大野くんの魅力を引き出した作品になっていたと思う。

兄に愛されすぎて困ってます:P.N.「ミスチーフ・ジョーンズ」さんからの投稿

評価
★★☆☆☆
投稿日
2017-07-08

原作未読。主にそのせいかも知れないが、兄貴と対象外の幼なじみ以外の男性が胡散臭く見えた。絵面は、結婚詐欺師の団体が、純朴な未成年者を騙しているのと大差ないし。それを兄貴が阻止する話に思えてしまう。主演の二人は細かい表現に味があって、良かったが。

最終更新日:2025-05-14 16:00:02

広告を非表示にするには