わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏 作品情報

20世紀を代表する建築家ル・コルビュジエが設計し、2016年に世界文化遺産に登録された東京・上野の国立西洋美術館。大正から昭和にかけ、稀代のコレクターとして活躍した松方幸次郎の「松方コレクション」を基礎に、絵画、彫刻、版画、素描などおよそ6000点の作品を所蔵し、東アジア最大級の西洋美術コレクションを誇る。2020年10月より1年半かけて行われた整備工事のため、美術館が有する数々の所蔵作品の“お引越し”をカメラが記録。通常は非公開となっている収蔵庫の様子や、展示作品がすべて取り払われる様子までも捉えている。さらに、所蔵品の保存修復作業やコレクションの調査研究、海外・地方美術館への巡回展、特別展の企画開催など、多岐にわたる美術館の仕事に密着。館長をはじめ、美術史系学芸員、保存科学や情報資源の研究者、修復家など、専門知識と技術を有し“美”を守り支える、美術館のなかで働く人々の情熱とその活動に迫る。