P.N.「 」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2021-09-15
世間知らずの作品だと馬鹿にしている人は本当の世間知らずは誰なのか考えてみた方がいい。
まんびきかぞく
世間知らずの作品だと馬鹿にしている人は本当の世間知らずは誰なのか考えてみた方がいい。
現実離れしている、汚い、星1としている方がいることも受け入れ、許すこと。星5をつければ正解なのか?ということも考え続ける。
自分もこのような生活に陥る一歩手前だった。(6畳半に3人、一人一部屋3畳半のシェアハウスで暮らしていたことがある、水商売も)そこから何とか持ち直して生きてこれたのは、許しや理解、愛だったと思う。
素直に自分の中の矛盾を受け入れ、謝ること、他人を許すこと書くのは簡単なのに実際にやることの難しさ。
貧困や過ち自体が悪いのではなく、その無理解・拒否・他責・都合の悪いことの合理化なのだ。受け入れ、理解し、許し、どうしたら変わっていけるのか考えて行動し続けるしかないのだと思う。
信代はきっと幼少期に母親に「産まなきゃよかった」と言われて育ったのだろう。だからこそ、りんのことが見捨てられなかったのだと思う。そしてりんが自分と同じような境遇なのに優しさを持っていることに驚きとまどっている。
ここにあるレビューの落差を見ていると、この作品が描く日本社会の光と闇そのものだと思った。そのようなレビューを集める作品として尊敬の念でしかない。自分の中で観れて本当によかったと思える作品でした。あえて星を3つにしたのは両面を見て、受け入れられる自分になりたかったから。
こんな映画が日本で作られて、評価されるのはとても素晴らしいと感じました。
産んだから親になるのではなく、人が大人になるために必要な、たくさんの事を与え教えていくのが親だと考えさせられました。
作品全体を通してリアリティがあり、何が愛で何が絆で、何が正しいのかを改めて自問できた作品でした。
何回も見ていくうちに、この映画の良さが分かりました。労働問題、年金問題、虐待、孤独死…今の日本のあらゆる問題を取り上げています。そしてキャストの素晴らしさ!子役も素晴らしい。食事シーンはホントに美味しそうに食べるんだよね、安藤サクラさん。ラストのサクラさんの演技は圧巻です。大好きになりました。
多分、貧富差と年齢、育った環境で評価の変わる映画だと思います。
現代というより少し前の日本が舞台かな。
真夏に親が子よりパチンコを優先し車乗放置で幼い命が何度も失われましたが、それも当時のニュースを知らなければただ誘拐ですよね。
お金がなく死体遺棄も、殺した家族を埋めたのも実際に日本であった事で、貧困だけでなくそういう問題を詰め込んだ映画です。
汚いから嫌悪感があるも犯罪だから最低という感想も、ある意味で今の日本を表しているように思います。
私はあの汚さが凄くリアルだと感じました。
家の汚さもあの間取りで6人暮しは物が溢れあんな感じかと。
風呂は毎回水張るのは勿体ないから3日同じでシャワーも勿体ないから風呂の水で体を流し、洗濯もその風呂の水でまとめて洗うし何日も着る。3日目には少し臭う腰以下になった風呂の中で体を洗うと貧乏だった子供の頃の話ですが...。
貧困度合いにもよりますが、お金が無いと汚くなり身だしなみも普段は気にせず、だらしなくなって色々汚くなりがち。
訳のわからないこと言って低評価つけてる節穴さん達のレビューに低評価を付けたいです。
とにかくきつい。
泥棒の日常を描いたドキュメンタリー。
登場人物の視野に立って見れると、とても面白い映画です。
非現実的な場面も多々ありますが、キャスト各々の心理状況や思考の様子を読み解けると映画監督の思考能力の高さを感じます。
場面展開はセオリー通りなのに引き込まれる世界観は「言葉で表現しない」心の内を上手く演者が表現出来ているからなのだと感じました。
近年、映像美や単調を売りにしている映画が流行っていますが、こういった「心理」をついた作品が多く出回って欲しいなぁと感じています。
話題性があっての鑑賞だがイマイチだった。
下町の戸建て事情を知らずに作ったのかな。窓開
けて会話してあの人数で暮らしてて、民生委員から
隠れる理由が疑問。もー全部筒抜けですやん周りにw
壁に耳あり障子に目・・は下町の戸建てじゃマスト
じゃないかな。あとゴミ当番とかで違う日に捨てない
でしょ。すぐ噂立つし。リアリティーがなかったなー。
素晴らしい作品でした。
ここではあまりにも評価が低く驚きました。酷評されている方は、映像を事細かに解説されないと分からないのでしょうか。「良い、悪い」「清潔、不潔」「犯罪かどうか」なぜそこにしか目がいかないのでしょうか。
20代の私が見ても、心を動かされる作品です。目を背けず、様々な年代、そして多くの方に見てほしいです。
不潔感がして、画面から臭いがしそうです。犯罪に子供を巻き込んで、教える事がこれしかないとは、正当化してるのが気にいらんね。最後は誰も幸せになってないし。なにも残りませんでした。
世間知らずが上から目線で社会の底辺や貧困層を描くとこうなるのだろう。
貧しいから不潔とは限らないし、万引きしなければ生きていけないとは思えないし、性モラルまで低いのか。
今どきの保安体制なら、劇中のような稚拙な万引きは不可能だし、ハードルの高い車上狙いにまで手を広げることは考えにくい。それはカテ違いの犯罪だと思う。
軽自動車からシャネルのバッグというのも意味不明。
釣り具屋のセンサー回避もありえない。
異文化・異階層などに関心を集めやすいカンヌ向けの映画ではあるけど、日本の実態を知っている日本人には楽しめないのではないだろうか。
安藤さくらが演技を楽しみ過ぎているのはいいとしても、リリーフランキーの活舌の良さ、声の立ち方が邪魔に思えた。
是枝監督の次回作に期待したい。
面白くなかった。
気持ちが悪いです
※このクチコミはネタバレを含みます。 [クリックで本文表示]
なぜこの映画が賞を取れたのか不明。
とにかく画面から異臭が漂ってきそうなくらい、終始不潔感満載の映画。
特に安藤サクラとリリーフランキーの数分写る濡れ場は不潔な環境で非常に汚らしく吐き気がした。
樹木希林も死ぬ前にこんな小汚い婆さん役よく引き受けたなぁと気の毒に思います。
とにかく底辺クズの暮らしを描いた、無駄に長いだけで内容の無い汚くて下品というだけの映画でした。
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期待して観た割には「うーん」という感じ。
そもそも現実味に欠ける。
今の時代、学校に行っていない男の子が、外を出歩いているのに、何年間も周りが変だと気がつかないのは不思議。
彼をパチンコ屋の駐車場で拾った(誘拐)犯罪は、どうなってるの?
女の子の誘拐については、お父さんは無罪なの?
その後、マスコミが大騒ぎして、釣りを一緒にするような生活は、できないのでは?
とにかく、?が多すぎでした。
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キャスティングミスではないですか?
小説読んでから映画見ました。信代と亜紀のイメージが全然違っててビックリ。
亜紀の色白の太ももや胸っていう表現が何度か小説に出てきます。しかし松岡茉優は特に色白でもないし、一般的な肌の色ですよね。。そこは色白の女優さん使ってほしかった。また風俗店には珍しく汚れた感じがしない子とも表現されてます。松岡茉優にそういう清純なイメージなんてないし、汚れた感じがしない事もないし、、イメージとかけ離れていました。
また、信代は美しいと何度か治が言っていたので、美しい人なんだと思っていたら、安藤サクラでした。
他の4人はまあイメージ通りでしたが、この2人を使ったのが本当に失敗ですね。
是枝裕和監督が新宿の損保ジャパン美術館で開催中のレオ・レオーニ展会場に絵本のスイミーを映画のシーンに挿入した訳を述べたepisodeが好きな絵本コーナーに在った。養護施設の取材中に,ある女の子が時間を延長してまで絵本を一人声を出して夢中で読んでいる姿に感動した。社会貢献と平和のメッセージを込めたイラストレーションと絵本の世界は映画に込めたものとも響き逢う!
どうしてこんか作品が賞をとるのか考えられない汚ならしさ。日本映画として残る事が辛い。
日本映画専門channelでも視聴すると近藤龍人の流麗なカメラワークも或いは音楽を含む是枝組の技術水準の高さも一際眼を惹きます。本レビュー等でも賛否両論の本篇ですが,逮捕後の詰問シーン,マスコミ取材等の中にそう言う否定的側面を既に孕んで居て作品自体で反撃していた