聖(さとし)の青春 作品情報
さとしのせいしゅん
幼い頃から腎臓にネフローゼという難病を抱えていた村山聖は、入退院を繰り返す中で、父から教わった将棋に夢中になる。やがてプロ棋士を目指すようになり、森信雄に弟子入り。15歳の頃から10年間森師匠と同居、師匠に支えられながら将棋に打ち込んでいった。1994年、七段になった聖は将棋界最高峰のタイトル『名人』を狙い、森師匠のもとを離れ上京しようとする。家族や仲間は反対する中、将棋にかける聖の情熱を見てきた森師匠は、彼の背中を押す。東京で荒れた生活をする聖に皆あきれるものの、聖の思いを理解し陰ながら支えていく。前人未到の七冠を達成した同世代のライバル・羽生善治を猛烈に意識する一方で憧憬も抱く聖。名人位獲得のため一層将棋に没頭し、快進撃を続けていくが、彼の体をガンが蝕んでいた。それでも医者の制止を聞かず、聖は将棋を指し続ける。
「聖(さとし)の青春」の解説
難病と闘いながら将棋に情熱を注ぎ、1998年に29歳で早世した棋士・村山聖の生涯を追った人間ドラマ。幼少の頃からネフローゼという腎臓の病を抱える聖は、将棋に没頭。最高峰の名人位を目指し、周囲に支えられながら、命を削るように将棋を指し続ける。第13回新潮学芸賞、将棋ペンクラブ大賞を受賞した同名ノンフィクションをベースにしている。監督は「宇宙兄弟」の森義隆。主演の松山ケンイチは、役作りのために体重を大幅に増量。また、同世代のライバル・羽生善治に「GONINサーガ」の東出昌大が扮し、七冠独占達成時に羽生が使用していた眼鏡をかけ撮影に臨んだ。劇場公開に先駆け、第29回東京国際映画祭にてクロージング作品として上映。
難病と闘いながら将棋に情熱を注ぎ、1998年に29歳で早世した棋士・村山聖の生涯を追った人間ドラマ。幼少の頃からネフローゼという腎臓の病を抱える聖は、将棋に没頭。最高峰の名人位を目指し、周囲に支えられながら、命を削るように将棋を指し続ける。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2016年11月19日 |
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キャスト |
監督:森義隆
原作:大崎善生 出演:松山ケンイチ 東出昌大 染谷将太 安田顕 柄本時生 北見敏之 筒井道隆 竹下景子 リリー・フランキー |
配給 | KADOKAWA |
制作国 | 日本(2016) |
上映時間 | 124分 |
(C)2016「聖の青春」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:4.33点★★★★☆、9件の投稿があります。
P.N.「雪風」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-05-20
大病を患いながら名人になるため羽生善治に立ち向かう村山聖。29年の人生を将棋に捧げた棋士の話。健在であれば今の将棋界は大きく変わったでしょう。余談ですが得意先の筋向かいに将棋会館が、会社の近所に羽生善治さんの妻、畠田理恵さんの実家があります。