大統領の執事の涙 作品情報
だいとうりょうのしつじのなみだ
黒人差別が日常で行われていた時代のアメリカ南部。幼いセシル・ゲインズは、両親と共に綿花畑で奴隷として働いていたが、ある事件で親を失いハウス・ニガー(家働きの奴隷)として雇われる事になる。その後、セシルは一人で生きていくために見習いからホテルのボーイとなり、遂には大統領の執事にスカウトされる。それ以来、セシル(フォレスト・ウィテカー)は、約30年間ホワイトハウスで過ごし、アイゼンハワー(ロビン・ウィリアムズ)、ケネディ(ジェームズ・マースデン)、ジョンソン(リーブ・シュレイバー)、ニクソン(ジョン・キューザック)、フォード、カーター、レーガン(アラン・リックマン)といった7人の大統領に仕え、キューバ危機やケネディ暗殺、ベトナム戦争など歴史が動く瞬間を見続けてきた。そんな時代の中でも、彼は黒人として、そして執事としての誇りを持ちながら忠実に働き続けるのだった。だが執事であると同時に、夫であり父であったセシルは、家族と共にその歴史に翻弄されていく。「世の中をよくするため、白人に仕えている」と語るセシルに妻グロリア(オプラ・ウィンフリー)は理解を示すが、長男のルイス(デヴィッド・オイェロウォ)は父の仕事を恥じ、国と戦うために反政府運動に身を投じる。一方、そんな兄とは逆に、国のために戦うことを選んだ次男のチャーリー(イライジャ・ケリー)は、ベトナムへと志願するのだった……。
「大統領の執事の涙」の解説
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事の波乱に満ちた生涯を描くヒューマンドラマ。実話をベースに「プレシャス」のリー・ダニエルズ監督が映画化。出演は「ラストキング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィテカー、「カラーパープル」のオプラ・ウィンフリー、「ハイ・フィデリティ」のジョン・キューザック、「帰郷」のジェーン・フォンダ。
アイゼンハワーからレーガンまで、7人のアメリカ大統領に仕えた黒人執事の知られざる人生を、実話を基に映画化。奴隷だったセシルは大統領の執事として仕える一方、黒人運動などの大きな変革の渦の中、夫として、父として家族と共に翻弄されてゆく。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2014年2月15日 |
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キャスト |
監督:リー・ダニエルズ
原作:ウィル・ヘイグッド 出演:フォレスト・ウィテカー オプラ・ウィンフリー ジョン・キューザック ジェーン・フォンダ テレンス・ハワード レニー・クラヴィッツ ジェームズ・マースデン デイヴィッド・オイェロウォ ヴァネッサ・レッドグレーヴ アラン・リックマン リーブ・シュレイバー ロビン・ウィリアムズ キューバ・グッディング・Jr. ヤヤ・アラフィア コールマン・ドミンゴ イライジャ・ケリー ネルサン・エリス ミンカ・ケリー アレックス・ペティファー |
配給 | アスミック・エース(提供 カルチュア・パブリッシャーズ) |
制作国 | アメリカ(2013) |
上映時間 | 132分 |
(C)2013, Butler Films, LLC. All Rights Reserved.
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ユーザーレビュー
総合評価:4点★★★★☆、4件の投稿があります。
P.N.「真浦塚真也」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★☆
- 投稿日
- 2020-03-29
アメリカの激動の歴史を、終始落ち着いた、落ち着いた表情を崩さないようにしている執事の目線で観せていく作品。
フォスト・ウィテカーの演技が絶品。脚本もよく練られている。