メカス×ゲリン 往復書簡 作品情報

めかすげりんおうふくしょかん

2008年春、ゲリンの作品「工事中」の製作代表を務めたバルセロナ現代文化センターのキュレーター、ジョルディ・バリョーがホセ・ルイス・ゲリンに、アメリカの映画作家とのビデオ往復書簡を提案すると、彼はジョナス・メカスをその相手に選ぶ。彼らが初めて顔を合わせた様子はゲリンの「ゲスト」に収められている。第1書簡でゲリンが2009年にパリに降り立つ「ジョナス・メカスへの手紙1」から、ニューヨークのメカスの映像から2011年の東北大震災の映像へと変わる第9書簡「ジョナス・メカスへの手紙5」までに渡り、2人が映し出す日常が描かれる。

「メカス×ゲリン 往復書簡」の解説

アメリカの前衛映画の旗手ジョナス・メカスとホセ・ルイス・ゲリンが映像を通して魂の会話を成し遂げる「メカス×ゲリン 往復書簡」。2人が織りなす映像は俳諧の連句のように重なっていき、2人の“日記映画”はみるものを叙情的世界に誘う。2011年10月22日、第24回東京国際映画祭で上映された。2012年6月30日より、東京・渋谷シアター・イメージフォーラムにて開催された「映画の國名作選IV ホセ・ルイス・ゲリン映画祭」にて上映。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2012年7月2日
キャスト 監督ジョナス・メカス ホセ・ルイス・ゲリン
出演ジョナス・メカス ホセ・ルイス・ゲリン
配給 紀伊國屋書店=マーメイドフィルム(配給協力 コミュニティシネマセンター)
制作国 スペイン(2011)
上映時間 99分

ユーザーレビュー

総合評価:5点★★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「PineWood」さんからの投稿

評価
★★★★★
投稿日
2017-07-11

東京国際映画祭で本編を観た。ジョナス・メカスとゲリン監督の双方のビデオレターでの往復書簡。メカスは自分のセルフポートレイトの様に日記を送る。ゲリンもまた、出来事を絵日記見たく送り返す。ラストシーンは敬愛する小津安二郎監督の墓参。鎌倉の其の墓石の周辺では働き蟻が転げ堕ちそうに成りながらも、熱心に餌を運んでいた。ゲリン監督は3.11以後、復興する日本人の姿を蟻の姿に託して撮影したのだと云う♪

最終更新日:2022-07-26 11:03:30

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