大日本人 作品情報
だいにっぽんじん
ひとりのうらぶれた男(松本人志)がインタビューを受けている。都内の一軒家で野良猫と暮らすその男は、「大佐藤大(だいさとうまさる)」という名前だった。インタビューのクルーは、彼のプライベートを追いかける。大佐藤は常に折りたたみ傘を携帯し、町の食堂で力うどんを好んで食べる。彼には、別居中の妻と娘がいる。そしてまた、老いた祖父が老人ホームにいた。祖父の面倒を見るのは、大佐藤大だけだった。大佐藤の仕事とは、街に獣が現れたときに巨大化して「大日本人」となり、それを退治するというものだった。先祖から世襲で続き六代目となる家業だが、最近は批判の声も多く、肩身を狭くしながら日々を過ごしている。かつて、祖父の時代には環境にも恵まれていたと語る六代目大佐藤。大日本人と獣の戦いはテレビ中継もされているが、昨今では深夜帯にしか流れていない。そんな状況を改善するため、女マネージャー(UA)は大日本人の身体に広告を入れることを提案して、やむなく大佐藤もそれを受け入れる。締ルノ獣(海原はるか)、跳ルノ獣(竹内力)、匂ウノ獣(板尾創路)、童ノ獣(神木隆之介)らを倒した大日本人の前に、最強の敵・ミドンが現れた。苦しめられる大日本人。そこに介入してきたのが「大アメリカ人」こと、スーパージャスティス(宮迫博之)とそのファミリーだった。あっという間にミドンを退治したスーパージャスティスたちは、大日本人をスーパージャスティス星へと招く。そこで行われるファミリーでの反省会に参加しながら、大日本人はひたすら困惑するのだった。
「大日本人」の解説
お笑い芸人としてカリスマ的な人気を誇る松本人志による第1回監督作品。企画と主演も兼ねて、脚本は松本と彼のブレーンを長年にわたって務めている高須光聖が共同で手掛けた。「スーパーヒーロー」ものを松本ならではの解釈で描き、カンヌ国際映画祭の「監督週間」部門でも正式上映された。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2007年6月2日 |
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キャスト |
監督:松本人志
出演:松本人志 竹内力 UA 神木隆之介 海原はるか 長谷川朝二 板尾創路 宮迫博之 原西孝幸 宮川大輔 橋本拓弥 矢崎太一 街田しおん 中村敦子 永倉大輔 矢野恵大 鳥木元博 葉山純士郎 北村晃一 中山法夫 小池敏廣 田中淳夫 高橋美夫 粕谷吉洋 いせゆみこ ロゼリン・ヨシオ 岡島花保 呉貞淑 島崎義久 大貫克宗 小張教人 関根正幸 松本匠 鄭龍進 大場達也 サラム・ジャーニュ 六本木康弘 三島ゆたか 本田清澄 石井里弥 中村誠治郎 馬場佑樹 矢嶋俊作 戸田比呂子 久米哲也 出演(声):和林正 永野愛 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(2007) |
上映時間 | 113分 |
ユーザーレビュー
総合評価:3.53点★★★☆☆、87件の投稿があります。
P.N.「水口栄一」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2024-01-28
大日本人を観た。これはとても面白くて、スクリーンに引き込まれていく快感があった。この映画は松本人志さんの世界が見事に追求されていると思った。松本人志さんと言えば、文春さんとの間で、このような問題が出てきたことがあまりにも悲しい。私は40代の頃、テレビの朝ドラやバラエティ番組で吉本の芸人さんとご一緒させて頂いたことがある。私はある大手の芸能プロダクションに属しているが、吉本さんにもお世話になったという気持ちがあり、松本人志さんの件についてはコメントを控えたいと思っている。この映画は素晴らしい作品だと思う。