恋する予感 作品情報
こいするよかん
リヴァプール。1949年。叔父夫婦に育てられた16歳の少女ステラ(ジョージナ・ケイツ)は、女優を志して劇団の下働きをはじめる。彼女は研究生として、スマートな演出家メレディス(ヒュー・グラント)の助手となる。ステラは彼に恋するが、実はメレディスはゲイで、そのうえ新人男優を誘惑しては捨てる冷たい男だった。そんな折り、看板俳優が舞台で骨折。劇団はかつての名優オハラ(アラン・リックマン)を呼び寄せる。彼がフック船長に扮した『ロビン・フッド』は大成功。クリスマスのパーティーで、ステラはオハラにダンスに誘われ、その夜彼に処女を捧げる。オハラはなぜかステラにご執心だったが、彼女はメレディスに未練があった。外泊が多くなった姪を心配し、叔父のヴァーノンは劇団を訪れ、メレディスに不安を打ち明ける。元日、親善サッカーの最中、メレディスは冷たくして捨てた研究生のジェフリーに殴られる。オハラはメレディスに忠告するが、彼は知らぬ顔。ステラはオハラが嫉妬していると怒って去る。オハラはその後、サッカー見物に行ってケガをしたヴァーノンを見舞いにステラの家へ。ところがそこで彼は驚くべき事実を知る。ステラの母ルネは、芸人と同棲の末、できた娘を捨てて失踪したのだが、その芸人こそがオハラで、つまり何とステラはオハラの娘だったのだ。絶望のあまり、バイクを駆り海辺へさまよい出たオハラは、あやまって海へ落ちて死ぬ。オハラの代役はメレディスが務めた。その舞台の袖で、ステラはオハラの死を知り、真相は知らぬままひとり涙するのだった。
「恋する予感」の解説
女優を志す少女をめぐる、舞台の裏側の人間模様を描いたドラマ。監督は「魅せられて9月」のマイク・ニューウェル、脚本はベリル・ベインブリッジの原作を基に、チャールズ・ウッドが執筆。出演は新鋭のジョージナ・ケイツ、「クローズ・マイ・アイズ」「いつか晴れた日に」のアラン・リックマン、「9か月」のヒュー・グラントほか。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1996年3月30日 |
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キャスト |
監督:マイク・ニューウェル
原作:ベリル・ベインブリッジ 出演:アラン・リックマン ヒュー・グラント ジョージナ・ケイツ ピーター・ファース アラン・アームストロング プルネラ・スカルズ リタ・トゥシンハム アラン・コックス エドワード・ペザーブリッジ ニコラ・パジェット キャロル・ドリンクウォーター クライヴ・メリソン |
配給 | 大映 |
制作国 | イギリス(1995) |
上映時間 | 112分 |
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