男はつらいよ 柴又より愛をこめて 作品情報
おとこはつらいよしばまたよりあいをこめて
かねてから結婚生活に不満をこぼしていた社長の娘あけみが家出した。思いあまった社長は、テレビの尋ね人コーナーに出演するが、本番で泣き出してしまい醜態を晒す始末。伊豆下田あたりでテレビを見ていたあけみからとらやに電話がかかる。彼女は「私は元気よ、それより寅さんに会いたいな」と言ってきた。そんな時、寅次郎がとらやに戻って来た。彼はあけみを連れ戻すべく、下田へと旅に出る。寅次郎は飲み屋街で、さくらと名乗って働いているあけみを見つけた。だが、あけみは家には帰りたくないと彼を困らせる。そして、あけみの希望で式根島に行くことになった。船の中で二人は、島の小学校の同窓会に帰るという一行と知り合う。島に着くと、彼らの教師だった真知子が笑顔で迎えた。美人の真知子に、寅次郎の頭からはあけみの存在など吹き飛んでいた。しかも、真知子が東京の下町育ちと聞いて、彼のはしゃぎぶりは手がつけられない有様となった。一方、あけみは知り合った純情な青年、茂にプロポーズされ、柴又へ帰る決心をした。あけみに脅迫された寅次郎も、泣く泣く島を出ることを承知する。しばらくして、真知子がとらやを訪ねて来た。父親の見舞いのため、一日休みをとったというのだ。彼女は死んだ親友の娘、千秋と会い誕生日のお祝いをする。そして、千秋の父親、文人から突然プロポーズされた。真知子は島に帰る日、そのことを寅次郎に相談した。話を聞いて元気を失くした彼は急に旅に出ることにする。正月、ある町で商売する寅次郎の姿があった。
「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」の解説
社長の娘を探しに行った式根島で、出会った女教師に恋をする寅次郎の姿を描くシリーズ第36作。脚本は監督も担当している「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆。撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 1985年12月28日 |
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キャスト |
監督:山田洋次
原作:山田洋次 出演:渥美清 倍賞千恵子 栗原小巻 下絛正巳 三崎千恵子 前田吟 太宰久雄 佐藤蛾次郎 吉岡秀隆 美保純 笠智衆 川谷拓三 田中隆三 森本毅郎 松居直美 関敬六 アパッチけん 光石研 人見明 |
配給 | 松竹 |
制作国 | 日本(1985) |
上映時間 | 106分 |
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