ポリスアカデミー 作品情報

ぽりすあかでみー

アメリカのある大都市で、女性市長が警察官採用の際のすべての制限を撤廃するという画期的な方針をうち出した。その結果、とんでもないことになった。適性も何も考えぬ志望者が警察学校に殺到することになり、ラサール校長(ジョージ・ゲインズ)は大あわて。ハリス警部は伝統を守るため、しごいて早いうちにくず志望者を追い出そうとする。しかし、なかなか連中はしぶとかった。なかでもマホニー(スティーヴ・グッテンバーグ)は要注意人物だった。彼は駐車場の係員をしていたのだが、横着な客ともめ、ブタ箱入りしかけ署長の命令で警察学校に入れられたのだ。彼の父は元警官で、署長は世話になったことがあり、その礼に彼を1人前の男にしたてあげようと考え、学校をやめるとブタ箱入りだと脅す。他には、大富豪のお嬢さんカレン(キム・キャトラル)、拳銃狂のタックルベリー、口で巧みに効果音を出すことのできるラーヴェル(マイケル・ウィンスロー)、肥満男のレスリー、巨人のモーゼスなど、型破りの人物ばかり。ハリス警部とキャラハン警部補は、腕によりをかけてしごき、落伍者が続々と出るが、例の不適格者どもはまだねばっている。マホニーは売春婦をやとって、ラサール校長のナニを吸わせるなどのいたずらをやる。ついにマホニー、モーゼスらは退学のうき目にあう。そこへ、町で暴動が発生したという報が入り、警察学校の生徒も出動することになった。彼らは周辺の地区を警備するはずだったのに、どうしたことか、最も荒れくるってるところに連れていかれた。彼らはそこで意外なことに勇猛果敢に行動した。なかでも、マホニーとモーゼスの活躍はめざましかった。こうして、はみ出し学生たちは、立派な警官として卒業式に出席するのであった。

「ポリスアカデミー」の解説

警察学校を舞台に、警官の卵たちのハチャメチャな行動を描くコメディ。製作はポール・マスランスキー。監督は人気テレビ・シリーズWKRP in Cincinnatiのクリエーターで、映画「ストローカー・エース」の脚本を書いているヒュー・ウィルソン。この映画がデビュー作になる。ニール・イズラエルとパット・プロフトの原案に基づき、イズラエル、ブロフト、ヒュー・ウィルソンが脚本を執筆。撮影はマイケル・マーギュリース、音楽はロバート・フォークが担当。出演はスティーヴ・グッテンバーグ、キム・キャトラル、G・W・べイリー、ジョージ・ゲインズなど。日本版字幕は戸田奈津子。テクニカラー、ビスタサイズ。1984年作品。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1984年10月6日
配給 ワーナー映画
制作国 アメリカ(1984)
上映時間 98分

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ユーザーレビュー

総合評価:4点★★★★、1件の投稿があります。

P.N.「オーウェン」さんからの投稿

評価
★★★★
投稿日
2024-01-25

女性市長の命令で、警察官の採用基準を全て撤発した、ポリスアカデミーに入学してきた、史上最悪の新入生たちが巻き起こす大騒動を描いたコメディ映画のシリーズ1作目の作品だ。

懐かしの警察コメディで、今観てもお腹を抱えて十分楽しめる。
マホニーを中心に、このアカデミーに個性的な面々が入校してくる。
音まね名人のジョーンズやミリタリーマニアのタックルベリー、2メートルはあろうかという大男のハイタワーなど、個性的な面々が織りなす不思議な世界が展開していく。

現在の感覚で観れば、かなりベタなギャグだけど、久しぶりに観るとやっぱり笑えてしまう。

一人でも多くの者を退学させようと張り切るハリス教官と、その一味の悪戯に、マホニーたちがしょうがなく張り合うという構図で笑わせる。

最終更新日:2024-02-04 16:00:02

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