カラスの飼育 作品情報

からすのしいく

マドリッドの中心にある住宅地の古い家。そこには11歳のイレネ(コンチタ・ペレス)、9歳のアナ(アナ・トレント)、5歳のマイテ(マイテ・サンチェス・アルメンドロス)の3姉妹が、職業軍人の父親、ピアニストの母親(ジェラルディン・チャップリン)、半身不随の祖母、召使いのロサと暮らしていた。母と父はいさかいが絶えず、口論の末にピアニストを諦めた母は、やがて病に倒れてこの世を去っていった。生前、母が不幸だったことをアナは知っていた。父は、愛人といっしょの時突然死んでしまう。両親を失った彼女たちは、叔母の家に引きとられるが、叔母は母のかわりにはならなかった。叔母のいない間に、大人ごっこをする姉妹。アナは、母に毒性を持つと教わった白い粉を自分の宝物にしている。彼女は、父はその死の前夜、アナがグラスに注いだ粉によって死んだと思っている。祖母が車椅子にかけて口もきけない状態でいるのを同情し、大人の権威をふりかざす叔母には憎しみを感じ、それぞれに、父と同じ方法を試みる決心をするのだった。

「カラスの飼育」の解説

感受性の強い9歳の少女の姿を現実と空想の中で描く。製作はエリアス・ケレヘタ、監督・脚本は「血の婚礼」のカルロス・サウラ、撮影はテオ・エスカミーリャ、音楽はジャネット、美術はラファエル・パルメロが担当、主演はアナ・トレント、ジェラルディン・チャップリンほか。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 1987年10月10日
キャスト 監督カルロス・サウラ
出演アナ・トレント ジェラルディン・チャップリン ジェラルディン・チャップリン コンチタ・ペレス メイト・サンチェス モニカ・ランドール フロリンダ・チコ エクトル・アルテリオ
配給 シネセゾン
制作国 スペイン(1975)
上映時間 107分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:59

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