ヒロシマ1966 作品情報

ひろしまいちきゅうろくろく

白井更生の、第一回監督作品

1966年、広島。平和公園で、みやげものの屋台を並べる、被爆者の一人川村しのは、何か落ち着きがなかった。それというのも、娘真弓の入社試験の発表が追っていたからだ。「芸備工業」は、被爆の後遺症で死んだ夫が勤めていた大会社で、この会社に真弓が合格すれば、原爆病の恐怖に戦きながらも、二十年間頑張り通したしのは、安らかに死んでいけると信じていた。そして父の悲惨な記憶から逃れようと、上の娘恵子が家出した今、頼るすべは真弓だけだった。矢も盾もたまらなくなったしのは、亡夫の友人、「芸備工業」牧田経理部長を訪ねた。必死なしのの願いも空しく、牧田はしのを冷くあしらった。

「ヒロシマ1966」の解説

以前、大映の助監督で、今度独立プロ「新制作集団」を設立した白井更生の、第一回監督作品。「その夜は忘れない」のシナリオを執筆、「二四時間の情事」のチーフ助監督をつとめた白井更生が、シナリオを執筆し監督した実話に基く、ドキュメント・ドラマ。撮影は、新人金井勝が担当した。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督白井更生 望月優子 寺田路恵 鈴木宏子
制作国 日本(1966)

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最終更新日:2018-08-22 00:02:38

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