曼陀羅('71) 作品情報

まんだら

日本そのものへのアプローチを試みた作品

敦賀の海岸沿いに建つ一軒の小さなモーテル。そこには二組の恋人同志、信一と由紀子、裕と康子が、互いに相手を交換し合い抱き合っている。一方、このモーテルの支配人室では、支配人の真木がブラウン管に写しだされている、二組の部屋の情景を凝視していた。数時間後、裕と康子が先に帰るのを見送った信一と由紀子は海岸に降りてゆくが、真木の部下の茂雄と守に襲われた。しばらくして気が付いた信一は、死んだような全裸の由紀子を愛撫し始めるが、二人は朦朧とした意識の中で、かつてない深い陶酔にひたった。それから一か月後、妊娠した康子は、裕に結婚して欲しいと訴えるが、信一と共に先鋭的な全共闘の左翼学生である裕にとって、結婚など無意味なことであった。

「曼陀羅('71)」の解説

農業とエロチシズムを二本の柱として、単純再生産を基本としたユートピア集団の実現を計る人物と、偶然そこにまぎれ込んだ新左翼系の男女学生四人が中心となり、恋人交換、暴行、サディズムなど、さまざまな型の性を描きながら、よりよく、われわれが抱いている日本そのものへのアプローチを試みた作品。脚本、監督は「無常」でコンビを組んだ石堂淑朗と実相寺昭雄。撮影も同作の稲垣涌三がそれぞれ担当。なお、イナガキ・スコープというワイド版が一部使用されている。(一部白黒)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督実相寺昭雄
出演岸田森 田村亮 清水紘治 森秋子 桜井浩子
制作国 日本(1971)

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最終更新日:2016-02-12 16:22:21

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