新・事件記者 殺意の丘 作品情報

しんじけんきしゃさついのおか

東京郊外の分譲地。そこの一軒の焼跡から男三人・女三人の死体が発見された。捜査一課は南多摩署に本部を設置。おなじみ事件記者・桜田クラブの面々も現地に飛んだ。他殺か事故死か無理心中か?被害者の身許が割れた。家の持主鬼頭、バーのマダム百合子、そこの女給鈴子、酒屋の主人長沢、麻雀屋の支配人大岡、保険の外交員佐々木あやの六人だ。鑑識検査から、現場に残った足跡はドライブ・シューズ。解剖所見から六人は火災以前に既に死亡していたと分った。早速、六人を郊外まで送った運転手、藤田、富永の二人が、参考人として喚問された。その結果、藤田はかつてこの土地で不動産業を営んでいたが、鬼頭に乗っ取られた過去があり、その上、六人を送った夜、藤田は富永と別行動を取っていた。しかも、足跡と一致するドライブ・シューズも押収された。しかし、彼にはアリバイが成立し、釈放された。同僚の富永には問題がなく、水虫のためドライブ・シューズがはけないとあってこれも釈放された。日報新聞は、保険金にからむ殺人事件を考慮、佐々木あやの線を追った。だが、保険契約完了の領収書が、鬼頭の妻しげにも渡っていず、六人と共に焼けてしまっては、これは白だった。バーのマダム百合子、ホステス鈴子も徹底的に洗われたが怪しい線が出てこなかった。酒屋の長沢も不審は認められず、麻雀屋の大岡は以前やくざだった以外、何も出なかった。そんなうちに、科研からドライブシューズに××薬が多量に検出されたと報告が入った。××薬は水虫の特効薬だ。捜査陣は運転手の富永を逮捕した。富永は大岡から金を借りていて、その返済に窮したための犯行と分った。

「新・事件記者 殺意の丘」の解説

島田一男の原作を「雨の中の二人」の高橋二三と前作「新・事件記者 大都会の罠」の監督井上和男が共同で脚色し、井上和男が監督した「新・事件記者シリーズ」の二作目。撮影はコンビの村井博。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督井上和男
原作島田一男
出演永井智雄 大森義夫 原保美 滝田裕介 園井啓介 綾川香 北浦昭義 外野村晋 前田昌明 伊藤正博 高城淳一 山田吾一 近藤洋介 谷沢裕之 中原成男 守田比呂也 石井淳 八木千枝 原精次 須賀了輔 坪内美詠子 藤田典子 清水元 宮裕子 高島敏郎 宮阪将嘉 野口元夫 藤岡重慶 館敬介 木下秀雄 芦田伸介 大空真弓 富田仲次郎 福田豊土 瞳麗子 矢野宣 永田靖 中里賢二郎 北代絢 梅津栄 三鬼濁 稲葉義男 松本克平 伊沢一郎 三戸部スエ 平松淑美 松尾嘉代 赤沢あさ子 阿部百合子 稲吉靖 金子勝美 岩倉高子 東けんじ 宮城けんじ 浜田寅彦 菅井きん 藤田啓二
配給 東宝
制作国 日本(1966)
上映時間 92分

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最終更新日:2023-11-29 02:00:04

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