東京オリンピック音頭 恋愛特ダネ合戦 作品情報

とうきょうおりんぴっくおんどれんあいとくだねがっせん

五輪ムードが溢れる日本に、最近独立した小国イケータニヤ王国から、団長兼監督であるウガンダ殿下と、アラム・モモリヤ選手の二名が来日するとの報に、太陽・毎朝の両新聞社は色めきたった。太陽新聞の記者の杉山は、かつて、天才的ランナーとオリンピックを嘱目されていた水野文左衛門の家に下宿していた。その娘章子は、美人で、丁度東洋映画で製作する「東京オリンピック音頭」の主演女優を募集する“ミスコンテスト”に応募し、お互いに好意をもっていた。ところでこの杉山は、太陽新聞からイターケニヤ選手団の取材にあたるよう命令され、イターケニヤ語の話せるという津山博士の家を訪れた。かつて二人の助手と彼の国へ渡ったという博士はすでになく、美人の娘あけみと玉枝夫人とが、細々と暮していた。そしてあけみもまた、ミスオリンピックに打って出ようとしていた。一方毎朝新聞の早野記者も、イターケニヤ王国の取材にあたったが、津山博士の助手のアドレスをたどって、やって来たのが、章子の父の文左衛門の所、これで、奇しくも、毎朝は章子を、太陽はあけみを応援することになった。この日より激烈なスクープ合戦が始まった。しかし来日した殿下は、日本語を流暢に語り、そのうえ、同行したモモリア選手の父を捜す目的をもっていた。その瞼の父とは文左衛門の事だという、今、一瞬にして文左衛門の家庭がほうかいの寸前まで来た時、モモリアの実の父は津山博士と分って、結末はついた。一方、ミスコンテストに出場した章子と、あけみは、仲良くミスに当選、スクープに成功した杉山は、当然章子と結婚してお熱い仲となった。こんな話題を残して、今、オリンピックムードはいやがうえにも、もりあがっている。

「東京オリンピック音頭 恋愛特ダネ合戦」の解説

中野実の原案を、「ニッポン珍商売」の小林久三、「その結婚異議あり」の松井稔と伊知地道明が共同でシナリオを執筆、「その結婚異議あり」の近江俊郎が監督した歌謡ドラマ。撮影もコンビの岩橋秀光。

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督近江俊郎
出演田村高廣 香山美子 南利明 若水ヤエ子 三木のり平 三沢あけみ 清川玉枝 平野こうじ 如月寛多 白川晶雄 天田俊明 小松俊輔 由利徹 長門勇 トニー谷 小畑絹子 人見明 大泉滉 平凡太郎 武部秋子 西条ゆかり 並木一路 林家三平 佐山俊二 大原永子 扇町京子 橋幸夫 市丸 神楽坂浮子 榎本美佐江 平尾昌章 赤坂百々太郎
配給 松竹
制作国 日本(1963)
上映時間 89分

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最終更新日:2022-07-26 11:03:51

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