火まつり 作品情報
ひまつり
神の啓示を受けた木こりの姿を描く
前は海、後ろは山に挟まれた紀州・熊野の小さなその町は、海洋公園の建設が予定され、その利権で揺れている。町の人々は木こりと漁師で構成されているが、この両者はほとんど接触をもたない。木こりの達男は、自分を慕う青年・良太を連れ、漁師のトシオと付き合ったり、神の入江で泳いだり、榊で罠を作るなど、タブーをことごとく破る乱暴者だ。達男には妻と二人の子供がいるが、町に幼なじみの基視子が現われ交際がはじまる。達男の奔放な生き方に町の人々は顔をしかめているとき、海に重油が撒かれ、養殖のハマチが死んだ。
「火まつり」の解説
海洋公園建設で揺れる海と山に挟まれた小さな街を舞台に、嵐の山の中で神の啓示を受けた木こりの姿を描く。芥川賞作家・中上健次がはじめて映画の脚本を執筆、監督は「さらば愛しき大地」の柳町光男、撮影は「逆噴射家族」の田村正毅がそれぞれ担当。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:柳町光男
出演:北大路欣也 太地喜和子 中本良太 宮下順子 安岡力也 伊武雅刀 小鹿番 藤岡重慶 小林稔侍 左右田一平 |
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制作国 | 日本(1985) |
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