永遠の僕たち 作品情報
えいえんのぼくたち
ガス・ヴァン・サントの死生観が漂う、エモーショナルな青春映画
交通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年イーノック。高校を中退した後、ただぶらぶらと怠惰な日常を送っている彼の唯一の友人は、彼だけにしか見えない、死の世界から来た日本人特攻パイロットの青年ヒロシだけであった。喪服を着て見ず知らずの人の葬式に潜り込む趣味があるイーノックは、ある葬式でアナベルという少女に出会う。イーノックを「偽参列者」だと見抜いたアナベルは、その日以来彼に付きまとうようになる。
「永遠の僕たち」の解説
他人の葬式に潜りこむ事を日常とする、死に取りつかれた少年と、ガンに冒された少女─そんな思春期の二人を主人公にした、純粋で真っ直ぐなラブストーリー。第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニング上映され高い評価を受けた本作のメガホンをとったのは、『グッド・ウィル・ハンティング』で瑞々しい青春を描いたガス・ヴァン・サント監督。彼の死生観が漂う、一風変わった青春映画だ。主演の二人に、名優デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー、『アリス・イン・ワンダーランド』でアリス役に抜擢されたミア・ワシコウスカというフレッシュな新鋭が名を連ね、二人を見守る重要な役どころで加瀬亮が出演しているのも話題。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年12月23日 |
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キャスト |
監督:ガス・ヴァン・サント
脚本:ジェイソン・リュウ 出演:ヘンリー・ホッパー ミア・ワシコウスカ 加瀬亮 |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
制作国 | アメリカ(2011) |
上映時間 | 90分 |
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ユーザーレビュー
総合評価:4.75点★★★★☆、4件の投稿があります。
P.N.「pinewood」さんからの投稿
- 評価
- ★★★★★
- 投稿日
- 2019-11-21
青年劇場が上演した大西弘記・作〈きみはいくさに征ったけれど〉と云う芝居を観ていて,苛めにあって自殺願望に襲われた少年の眼前にふと現れる,戦死した若き詩人の幽霊との心の絆の物語にちょいと本篇の映像が被って見えて来たんだなあ~