巴里の女性 作品情報

うらそえようどれよみがえるこりゅうきゅう

チャールズ・チャップリンが自ら原作脚色、監督をした社会劇

フランスの片田舎の物語である。マリーという乙女にはジョン・ミレエという恋人があった。娘の父が許さぬので、2人はパリへ出奔しようとしたが、その晩ジョンの父が急死したので約束の時間に彼は停車場へ来られなかった。これを誤解したマリーは1人でパリへ出てしまう。数年後の事である。彼女は今は富豪ピエールの寵を受け贅沢三昧の日を送っていたが、ある日偶然の事から昔の恋人ジョンに会う。

「巴里の女性」の解説

チャップリンが喜劇以外のこうした作品の手を染めた第1回の試み。主役は長い間の喜劇に対手役をしていたエドナ・パーヴィアンスで、「世界の喝采」「風雲のゼンダ城」その他で売リ出しのフランス生れの腕利きアドルフ・マンジュウ、新進のカール・ミラー等が対手を演じている。チャップリンはこの1篇を通じて、あるがままの人生の一相を示し女性の心の習作を試みたのである。今まで伝統的に用いられていた映画激上のテクニックは、この映画においてチャップリンの天才的手腕によって全て打ち破られ、パントマイムの新しい標準が打ちたてられた。なんらの奇もない物語を率直に力強くかつ大胆に表現したところに氏の成功があるのであろう。(キネマ旬報 全映画作品データベースより抜粋)

公開日・キャスト、その他基本情報

キャスト 監督チャールズ・チャップリン
出演エドナ・パーヴィアンス アドルフ・マンジュウ カール・ミラー リディア・ノット
制作国 アメリカ(1923)

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最終更新日:2022-03-13 00:01:05

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