デンデラ 作品情報
でんでら
姥捨山に捨てられた、50人の老婆たち。村への復讐に立ち上がった彼女たちを、更なる過酷な試練が襲う
雪に閉ざされた山間の村。そこには70歳を越えた老人は山に捨てられるという慣わしがあった。70歳を迎えた斎藤カユは、山奥に捨てられてしまう。そこでカユは、年上の老婆たちに拾われる。彼女たちは山奥に“デンデラ”という共同体を作って生活していたのだ。カユが来て、デンデラの人数が50人となった事を機に、デンデラの創始者・三ツ屋メイは、かねてよりの計画を実行に移す事を決める。「私たちを捨てた村をぶっ潰してやる!」
「デンデラ」の解説
“姥捨山”の物語を描き、1983年のカンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞した、今村昌平監督の映画『楢山節考』。本作は、その今村昌平の息子である天願大介が監督を務めた、捨てられた老婆たちの“その後”を描いた物語。彼女たちは“共同体の理論”を受け入れて素直に死んでいくのではなく、逞しく生き抜き、あまつさえ自分を捨てた共同体に復讐しようとする。自らの頭で考え“個人の意思”のもとに行動する彼女たちは、今だからこそ描けた、しっかりとした個を持つ現代的な人間と言えるだろう。老婆を演じる浅丘ルリ子、草笛光子らは、雪山という過酷な環境の中で、ボロをまとい、老けメイクで撮影に挑んだ。その女優魂には感服の一言だ。
公開日・キャスト、その他基本情報
公開日 | 2011年6月25日 |
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キャスト |
監督・脚本:天願大介
原作:佐藤友哉 出演:浅丘ルリ子 倍賞美津子 山本陽子 草笛光子 山口果林 白川和子 山口美也子 角替和枝 田根楽子 赤座美代子 |
配給 | 東映 |
制作国 | 日本(2011) |
上映時間 | 118分 |
TV放映 |
2019年10月27日 TOKYO MX キネマ麹町 |
(C)2011「デンデラ」製作委員会
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ユーザーレビュー
総合評価:2.5点★★☆☆☆、2件の投稿があります。
P.N.「月5」さんからの投稿
- 評価
- ★★★☆☆
- 投稿日
- 2011-07-13
長老は100歳 やはり女子は強しやねぇ。山本陽子さん狩りに同行するシーンまで判らなかった。 何気に力強い映画でした。