レディ アサシン 作品情報
れでぃあさしん
頼るものも信じられるものもなくした女が孤独な戦いを挑む
性とマネーとドラッグとインターネットの情報とが織り成すグローバルな世界に向けての戦い。一方でそのまま自らの内なる何かとの戦いともなっていく。最大のシステムとの戦いは常に最小の闇との戦いでもあるのだ。あまりに小さく、弱々しい戦い。その小ささと弱さを全身で引き受けて、彼女は歩を進める。彼女の前に「搭乗口」が現れることはないが、しかしその戦いの孤独な震えこそ世界に向けての「搭乗口」となることが、彼女の戦いと共に明らかになっていく。
「レディ アサシン」の解説
静謐な胸の高鳴りともいえる音楽は、『CLEAN』に引き続いてのブライアン・イーノ(「ミュージック・フォー・エアポート2」)の他、フリップ&イーノ、そしてエンディング・テーマにはスパークスの「No.1 Song in Heaven」。まさに「搭乗口」の向こう側とこちら側で鳴り響く音楽が、主人公のかすかな希望を歌い上げる。主人公を演ずるのはアーシア・アルジェント。もはや若くはない主人公の、「失われてしまった若さの名残」ともいえる傷跡をもつ肉体を、堂々と演じる。その彼女の若さを奪った、相棒でもあり敵でもある男には、マイケル・マドセン。そして『デーモンラヴァー』の音楽を担当したソニック・ユースのベーシスト、キム・ゴードンが「女優」として参加している。(作品資料より)
公開日・キャスト、その他基本情報
キャスト |
監督:オリヴィエ・アサイヤス
出演:アーシア・アルジェント マイケル・マドセン ケリー・リン キム・ゴードン |
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制作国 | フランス(2007) |
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