埋もれ木 作品情報

うもれぎ

過去と未来を夢で紡ぎ、眠れる森が目を醒ます

山に近い小さな町で暮らす高校生・まち(夏蓮)の最近のお気に入りの遊びは、友だちとリレー形式で物語をつくること。空想に満ちた物語の世界では、らくだが町の人気者になったりする。ボーイフレンドの知行(登坂紘光)とデートをしたり、母(田中裕子)とレストランで食事をしたり、子どもたちを探しに夜の山に入ったり、小さな出来事を積み重ねながら、それでも夏の日々は穏やかに過ぎて行く。ところが、大雨が降った後、町のゲートボール場の崖が崩れ、地中から“埋もれ木”と呼ばれる樹木が姿を現す。

「埋もれ木」の解説

小栗康平監督9年ぶりの新作は、何と言っても夜が美しい。さらには、どこもかしこも幻想的な仄暗く淡い光で映し出され、一見、何の脈絡もないように見える町の人々暮らしの断片が、回り舞台のような場面転換で連なって行く。90年にグランプリを受賞して以来15年ぶりにカンヌに招かれ絶賛された本作は、現実と夢の狭間をゆるやかに行き来するファンタジーなのだ。7千人の中からオーディションで選ばれた新人・夏蓮演じる少女・まちをはじめ、登場人物が皆ゆったり、おっとり構えているところもいい。タイトルの埋もれ木とは、火山の噴火などによって立ち木のまま埋もれていた古代の樹木だという。終盤、地下深くに眠っていたその古代の森の頭上高く、闇夜に浮かぶ幻想的な赤い馬に魅せられずにはいられない。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2005年6月25日
キャスト 監督小栗康平
出演夏蓮 登坂紘光 浅野忠信 坂田明 大久保鷹 坂本スミ子 田中裕子 平田満 岸部一徳 左時枝 酒向芳 仁科
配給 ファントム・フィルム、「埋もれ木」製作委員会
制作国 日本(2005)

(C)「埋もれ木」製作委員会

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最終更新日:2016-02-12 15:48:05

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