ココロとカラダ 作品情報

こころとからだ

忘れたい過去がある。でも、あたしたちは傷だらけのココロとカラダで生きて行く

高校時代、知美(阿久根裕子)は、森の中で、友だちの恵子(未向)がレイプされているのを見つけ、男の頭を石で殴って助け出す。数年後、故郷を離れ、東京で、カラダを売って暮らす恵子のもとに、ある日突然、知美が転がり込む。早速、アパートの合い鍵を作った知美は、恵子の留守中、彼女の売春相手・西山(池内万作)と鉢合わせになり、自分にも同じことをしてほしいと頼む。帰宅した恵子は、知美が断りもなく合い鍵を作り、自分の男と寝たことを知って激憤する。

「ココロとカラダ」の解説

いきなりやって来て、住みついてしまう高校時代の友人・知美。卒業以来、顔を合わせることもなかったのに。恵子が、そんな知美の真意を計り兼ねているうちに、2人は共同生活を始める。恵子にとって、知美は、思い出したくもない過去の記憶に結びつく。それは、きっぱりと決別したはずの過去だ。だからこそ、知美の存在に苛立ち、激しい怒りを爆発させてしまう。それでも、知美は恵子に寄り添おうとする。

どこまでも従順に、頑固に。働けと言われれば、客もとる。前作『blue』に引き続いて、若い女性2人を主人公にした安藤尋監督は、繰り返し傷つくことで、深まってゆく女同士の不思議な関係を描いている。とりあえず、忌まわしい森から遠く離れてみたものの、彼女たちは、ボロボロでよれよれで、その生き方はあまりにも危うい。

公開日・キャスト、その他基本情報

公開日 2004年12月11日
キャスト 監督安藤尋
出演阿久根裕子 未向 池内万作
配給 「ラブコレクション」製作委員会
制作国 日本(2004)

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最終更新日:2016-02-12 15:46:51

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